カタリーナ・ズィディエーラー

  • 1974年ベオグラード(ユーゴスラビア[現セルビア])生まれ
  • ロッテルダム(オランダ)拠点

スピーチと言語の関係に着目し、映像、パフォーマンスなど多様な表現を行う。「母国語以外の言語を話すとき、私の言葉は『私が話す言葉』と『私を話す言葉』の狭間にある」と語る彼女の故郷、旧ユーゴスラビアは、7つの国境、6つの共和国、5つの民族、4つの言語、3つの宗教、2つの文字、1つの国家と形容される国だった。《Shoum》は、セルビア人男性2人が80年代にヒットした英国バンドの楽曲を繰り返し聴き、歌詞を書き起こしていく。彼女の作品では、言語は曖昧で不確かなものとして表現される。そこには現代社会が抱える言語とアイデンティティの暗黙の関係、異なる文化や言語圏に生まれる緊張に加え、その狭間に置かれた昨今の移民の苦境も浮かび上がる。

主な作品発表

2019
個展「Katarina Zdjelar: AAA (Mein Herz)」Hartware MedienKunstVerein [HMKV]、ドルトムント(ドイツ)
2018
個展「Katarina Zdjelar: Vladimir」ザルツブルク・クンストフェライン、ザルツブルク(オーストリア)
2016
コーチ=ムジリス・ビエンナーレ2016「forming in the pupil of an eye」コーチ(インド)
2013
第5回モスクワ・ビエンナーレ「Space of Exception」モスクワ(ロシア)
2009
第53回ヴェネツィア・ビエンナーレ、セルビア館、ヴェネツィア(イタリア)
  • 《Shoum》 2009