桝本 佳子

  • 1982年兵庫県生まれ
  • 滋賀県拠点

京都市立芸術大学大学院陶磁器専攻修了。幼い頃より茶道に親しむなかで、実用的な役割を持たず飾られるためだけに作られた器に興味を持ち、器とそれを装飾するモチーフの主従関係を壊す形態の陶器を作り始める。《群雀/五枚揃皿》では、絵付けされた雀が皿から羽ばたく。《壷/トンネル》は、壺の真ん中を道路のトンネルが貫通し、ヘッドライトを点けた車が行き交う。《圧縮紋(武人埴輪)》は、人型の埴輪モチーフを壺の型にぴったりとはめて焼き上げ、表面的な装飾と本質的な用途が逆転してしまっている。彼女は、古くからある伝統的な技法を用いながら、現代的で柔軟な発想で既存の枠組みを越境していく。その自由な想像力を支える技芸は超絶技巧の域である。

主な作品発表・受賞歴

2018
Ascending Art Annual Vol.2 「まつり、まつる」スパイラル、東京
2017
アートフェア東京2017、村越画廊、東京
2013
兵庫県芸術奨励賞受賞、兵庫
2009
トーキョーワンダーウォール、東京、立体・インスタレーション部門大賞受賞
  • 《平等院鳳凰堂/皿》 2015
  • Photo: KENSE