モニラ・アルカディリ

  • 1983年ダカール(セネガル)生まれ
  • ベルリン(ドイツ)拠点

16歳でクウェートから日本に留学し、東京藝術大学先端芸術表現科で博士号を取得。生まれ育った中東世界への鋭いまなざしと、幼い頃から心酔してきた日本のアニメ文化を混交させ、映像、彫刻、インスタレーションなど多彩な表現を行う。国家創設以後の歴史の空白=ヴォイド、石油に翻弄される中東社会への批評と日本的想像力の交差点から立ち上がる作品は、聖と俗、男と女、死者と生者、善と悪など宗教や社会のなかで二分化された事象を攪拌し、独特な悲哀とユーモアによって越境する。2017年には自らが男装しアニメのキャラクターとして登場するパフォーマンス『Feeling Dubbing(吹き替え感)』を発表。演劇作家としての活動も本格化させている。

今回新たに創作される演劇作品のタイトルは『髭の幻』。かつて日本の霊媒師に透視された40人の背後霊—アラブの髭男達—をメタファーに、中東アラブ史の空白へのアクセスを試みる。
国際共同製作:ウィーン芸術週間、クンステン・フェスティバル・デザール

主な作品発表

2018
第9回アジア・パシフィック・トリエンナーレ、ブリスベン(オーストラリア)
2018
第6回アテネ・ビエンナーレ、アテネ(ギリシャ)
2017
個展「The Craft」ガスワークス、ロンドン(英国)
2017
『Feeling Dubbing(吹き替え感)』クンステン・フェスティバル・デザール、ブリュッセル(ベルギー)
2017
ビデオブラジル現代アートフェスティバル、サンパウロ(ブラジル)
  • 『Feeling Dubbing(吹き替え感)』 2017、クンステン・フェスティバル・デザール、ブリュッセル(ベルギー)
  • Photo: Catherine Antoine
  • Courtesy of the artist