タリン・サイモン 

  • 1975年ニューヨーク(米国)生まれ
  • ニューヨーク(米国)拠点

サイモンの作品は「分類システム」と「運命の偶然性」への関心に導かれた厳密なリサーチを経て制作される。写真、テキスト、映像、彫刻、パフォーマンスなど分野を横断した作家活動を行う彼女は、私たちの注意を権力の周縁に惹きつける。そこでは権力構造の輪郭や、それを制御、分断するものが可視化される。彼女は「言語」と「視覚」の世界の間の知覚できない空間、つまり複数の真実と空想が構築され、翻訳や認知の混乱が起こる空間をあぶり出す。プロジェクトの技術的、物理的、そして美的な実現が、まさしく作品の主題である支配と権威を反映している。しばしばアーカイヴの形式を援用することで、サイモンは主題の持つ混沌として不確定な性質に、秩序の錯覚をもたらす。

主な作品発表

2018
個展「Taryn Simon: A Cold Hole + Assembled Audience」マサチューセッツ現代美術館、ノースアダムス(米国)
2018
個展「Taryn Simon: An Occupation of Loss」Artangel、ロンドン(英国)
2018
個展「Taryn Simon: Shouting Is Under Calling」ルツェルン美術館、ルツェルン(スイス)
2017
個展「Taryn Simon: An American Index of the Hidden and Unfamiliar」ルイジアナ現代美術館、フムレベック(デンマーク)
2015
第56回ヴェネツィア・ビエンナーレ「All the World’s Futures」ヴェネツィア(イタリア)
  • 放射性廃棄物カプセル化・保管施設、チェレンコフ放射光
    アメリカ合衆国エネルギー省 ハンフォード・サイト
    ワシントン州東南部
  • 「隠されているものと見慣れぬものによるアメリカの目録」2007年
    © Taryn Simon
    Image courtesy of the artist and Gagosian