事業概要
来年9月から開催する国際芸術祭「あいち2025」のプレ事業として、現代美術への関心を高めていただくとともに、芸術祭の開催機運を醸成するため、国際芸術祭「あいち」地域展開事業「底に触れる 現代美術 in 瀬戸」を開催します。
会場は、国際芸術祭「あいち2025」の会場の一つである瀬戸市のまちなかです。瀬戸市は国内屈指のやきものの産地として知られ、古くから日本の陶磁文化において重要な役割を担ってきました。伝統を受け継ぐまちの様々な場所で、現代美術展、ワークショップ等の関連プログラムを実施します。
テーマ
「底に触れる 現代美術 in 瀬戸」
【テーマについて】
本展では、触れたり覗き込んだりしなければ見えてこないものをうつわや壺の「底」になぞらえて、現代アートを紹介します。
たとえば茶碗を口に近づけるという行為のなかで、わたしたちはあまり意識せずうつわの底に触れています。普段と異なる茶碗を使えば、その手ざわりを通して底の存在が強く意識されるかもしれません。一方で、たとえば「壺中之天」という故事のように、暗い壺の内側は覗き込んでもなかなか底が見えず、その先には別の世界が広がっているかもしれません。
ときに作品を通じてわたしたちが普段目を向けていないものごとに気づかせたり、ものごとの奥底に潜んでいるものに触れさせたりする、アーティストたちのさまざまな「底」に触れる実践を御覧ください。
【参加作家】(50音順)
井村一登、植村宏木、木曽浩太、後藤あこ、田口薫、津野青嵐、波多腰彩花、藤田クレア、ユダ・クスマ・プテラ、光岡幸一
会期
(土)-(月・振替休日)
会場
名鉄瀬戸線 尾張瀬戸駅周辺のまちなか(50音順)
(旧小川陶器店、古民家レンタルスペース梅村商店、瀬戸市新世紀工芸館、瀬戸信用金庫アートギャラリー、ポップアップショップ、松千代館、無風庵)
観覧料
無料
主催
国際芸術祭「あいち」地域展開事業実行委員会、瀬戸市
助成
令和6年度 文化庁
文化芸術創造拠点形成事業