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撮影:Julieta Cervantes

国際芸術祭「あいち」地域展開事業「底に触れる 現代美術 in 瀬戸」関連プログラム

100 Keyboards -Moire Resonance by Interference Frequency-~干渉音の分布とモアレ共鳴~

2024113(日・祝)

15:30開場 17:30開演(公演時間:約90分)

※開演前と終演後にアーティストトークを行います。
詳細はタイムテーブルをご覧ください。

瀬戸市文化センター 文化交流館 3階 31会議室

  • 定員
    100名
  • 料金
    1,000円
    ※ただし、18歳以下は無料(要申込)。当日受付にて年齢確認ができる身分証を提示してください。
  • チケット
    申込方法
    《定員に達しましたので、申込受付を終了しました。当日券の販売はございません。》
  • チケット
    申込受付期間
    9月9日(月)10:00-10月31日(木)23:59
    ※定員に達し次第、受付を締め切らせていただきます。
  • 注意事項
    • チケットのお申し込み後、キャンセルはできません。
    • 万一ご気分が悪くなるなどした場合は、途中入退場が可能です。

公演概要

米国/ニューヨークの現代音楽の名門・BAM(ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック)からの招へいによる単独公演をソールドアウトさせ、これまで世界25カ国以上の音楽祭や芸術祭で披露されてきた、サウンド・アーティストASUNA(アスナ)による代表作「100 Keyboards」が昨年末の石川/京都公演に続き、愛知県で初めて上演されます。

放射状に配列される様々な種類の小型キーボードは見た目の楽しさに限らず、音色や性能においても独自の存在を定義するほどの特徴を持っているものばかりです。オモチャ製であるがゆえの音響に着目し、干渉音やモアレといった物理現象と、電池駆動による電圧変化とその音程の推移など、科学的な側面からアプローチするというユニークな視点を用いた作曲によって、演奏される空間ごとに立ち現れる不思議な音響現象をどうぞお楽しみください。

※干渉音… 音波の重ね合わせの性質のために起こる現象で、同一周波数で位相または伝わる方向が異なる2つ以上の音が重なり合って、音圧などが大きくなったり小さくなったり、複雑に分布する音のこと。

※モアレ… 類似しているが平行ではない線や音波が、視覚的または聴覚的な干渉を形成する現象のこと。モアレは、グラフィックの世界では目の錯覚を引き起こし、織物の世界では、微妙にずれた縦糸と横糸が絹に水面の油の波紋のような印象を与える。

ASUNA(アスナ)

ASUNA(アスナ)

語源から省みる事物の概念とその再考察を主題として作品を制作。同時に音の物理現象に関する美術作品の制作/パフォーマンスも行う。
代表作に「organ」の語源からその原義である「機関・器官」としてオルガンを省みた『Each Organ』(2002)、本の語源としてのブナの木を元に情報の記録・運搬について扱った作品『Epidermis of Beech』(2012)などがある。近年は、干渉音の複雑な分布とモアレ共鳴に着目した作品『100 Keyboards』(2013)で、「メルボルン国際芸術祭」(2018)、「シンガポール国際芸術祭」(2019)、「ベルファスト国際芸術祭」(2019)、さらに2021年には米国/ニューヨークの現代音楽の名門・BAM(ブルックリン・アカデミー・オブ・ミュージック)からの招待を受け全公演ソールドアウトとなる単独公演を成功させるなど、海外のアート・フェスティバルや実験音楽祭から多数の招待を受け、25カ国以上で展示/パフォーマンスを行う。
並行した音楽制作では、10代の頃から東京の実験音楽/即興/音響シーンに関わり、様々なアコースティック楽器やPCベースによる作曲作品から即興演奏まで行いつつ、無数のオモチャ楽器と電子音楽によるパフォーマンス『100 Toys』を中心とし、録音作品では毎回多岐に渡るコンセプトながらも一貫した作品制作を行い、海外のレーベルを中心にCDやレコードも多く出版している。現在は新作となる『Falling Sweets / Afternoon Membranophone』でも海外ツアーを行っている。

タイムテーブル

16:00-事前解説
17:30-公演
19:00-アフタートーク
(19:40 終了予定)

事前解説

16:00‐17:00
開演前に、ASUNA自らが干渉音のデモンストレーションを交えながら作品を解説します。

アフタートーク

19:00‐19:40
終演後に、愛知県芸術劇場プロデューサーの藤井明子をゲストに迎え、対談を行います。

藤井明子(愛知県芸術劇場プロデューサー)

1992年より愛知県文化情報センター学芸員(音楽)。現在は、愛知県芸術劇場チーフプロデューサー兼企画制作部長。野村誠『プールの音楽会』(2010年)、小杉武久「MUSIC EXPANDED #1、#2」(2016年)、三輪眞弘+前田真二郎モノローグ・オペラ『新しい時代』再演(2017年)、安野太郎 ゾンビ音楽『大霊廟Ⅳ -音楽崩壊-』(2023年)ほか、現代音楽、民族音楽、ジャンルにとらわれないコンサートや、映像、ダンスとのコラボレーション公演の企画・制作を行う。あいちトリエンナーレ2010、2013、2016及び国際芸術祭「あいち2022」のパフォーミングアーツ・プロデューサー、キュレーター、アドバイザーを務めた。

会場アクセス

※公共交通機関でのご来場にご協力ください。

瀬戸市文化センター
〒489-0884 愛知県瀬戸市西茨町113-3

【公共交通機関でのご来場】
名鉄瀬戸線「尾張瀬戸」駅から徒歩13分

【お車でのご来場】
無料駐車場あり 524台
南駐車場144台、北駐車場136台、臨時駐車場76台、臨時駐車場168台

お問い合わせ

国際芸術祭「あいち」地域展開事業実行委員会事務局(平日9:00-17:00)
〒461-8525
名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター内
TEL:052-971-0622
E-mail:triennale@pref.aichi.lg.jp