加藤 翼

  • 1984年埼玉県生まれ
  • 東京都拠点

災害、都市開発、資源採掘などによってコミュニティ解体の危機に晒された国内外の様々な地区に滞在し、簡易的に作った大きな木製構築物を地域の人々とロープを使って引き起こす「引き興し」のプロジェクトで知られる。近作では、互いにロープで縛られたミュージシャンが四苦八苦しながらアメリカ合衆国の国歌を演奏する作品など、新たな展開を見せる。いずれの身体性を伴った協働作業も、一回ごとに完結するパフォーマンスとして実践されるが、彼はその様子を複数のアングルで捉え、映像作品化する。人々にもたらされる連帯感や達成感が映像で再提示されることで、刹那的な共同体の脆さや儚さ、コミュニケーションにおける緊張と解放などの両義性も表される。

主な作品発表

2017
「歴史を体で書く」国立現代美術館、果川市(韓国)
2016
「Uprisings」ジュ・ド・ポーム国立美術館、パリ(フランス)
2016
「蜘蛛の糸」豊田市美術館、愛知
2015
「他人の時間」国立国際美術館、大阪
  • 《Woodstock 2017》 2017
  • Courtesy of MUJIN-TO Production