碓井 ゆい

  • 1980年東京都生まれ
  • 埼玉県拠点

日本社会で働き、生活を営む一人の女性として、近代から現代に至る歴史を紐解き、女性の立ち位置を鑑賞者に問う作品を制作。資本主義社会における「女性と労働」にまつわる影の部分――ジェンダーの不均衡さを突いた《shadow of a coin》(2013-2018)や《shadow work》(2012-2016)――では、オーガンジーの布に刺繍を施し、一見ささやかだが鋭いメッセージを投げかけ、彼女の表現を特徴づける作品となっている。また作品の主題が女性に立脚していることこそが、他者の経験や歴史を単に眺めるのではなく、当事者として積極的に行動しようとする彼女の態度を表しており、その実践は今まさに発展の過程にある。

主な作品発表

2018
「VOCA展2018」上野の森美術館、東京
2016
アッセンブリッジ・ナゴヤ2016「パノラマ庭園 - 動的生態系にしるす -」旧・名古屋税関港寮、愛知
2016
個展「shadow work」小山市立車屋美術館、栃木
  • 《shadow of a coin》 2013-2018、「shadow work」小山市立車屋美術館、栃木
  • Photo: Shinya Kigure