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2017年8月31日 展覧会

愛知県児童総合センターとの共同企画「アートとあそび展」を9月16日(土)より開催します。

愛知県児童総合センター(以下、センター)は1996年に開館した県立の大型児童館です。地域にある児童館などの中核施設として、様々な児童健全育成活動のプログラム開発や普及、職員の研修などを行っています。

他の児童館と異なっているのは規模や役割だけではありません。その大きな特色の一つが、開館当初からアートを意識的に取り入れ、あそびのプログラムを開発していることです。そのなかでは、アーティストと共にプログラムを組み立てることも積極的に行なっています。そうして提供されるプログラムは、教育的に明確な方向づけをしたものや、作品制作のためのワークショップとは異なり、その特異な活動は県内外で注目を集めています。愛知県陶磁美術館やあいちトリエンナーレでは、共同のプログラム開発や、センターでの作品展示など連携が活発に行われています。

今回、センターのこうした活動をアートの視点から見つめ、アートラボあいちで展覧会を実施します。一般的には文化芸術から切り離されてしまう児童福祉の活動を、アートを架け橋に見通した時、どんなことが見えてくるのか、実際にセンターのプログラムも体験しながら考察する機会とします。

展示では、センターの特徴的な活動と、約20年の蓄積から選んだあそび、あそびの公募事業「汗かくメディア」から2016年受賞作品《あまもり》を紹介します。

会期:2017年9月16日(土)ー10月1日(日)

主催:アートラボあいち、愛知県児童総合センター

オープニングイベント:9月16日(土)14時〜16時

センターで行われている「たべるあそぶプログラム《センベー》」を実施予定です。

トークイベント:10月1日(日)14時〜16時

ゲスト

茂登山清文(名古屋芸術大学教授)

田嶋茂典(元愛知県児童総合センター長)

副田一穂(愛知県美術館学芸員)

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