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2019年8月30日 レポート
写真レポート|制作期間(8月29日〜9月20日)
制作期間の様子を写真中心にレポートします。
8月29日〜9月9日
主に、企画内容についてのミーティングを行っていた。受講生たちは、それぞれチームをつくりラボで話し合いをしたり、SNSを使って情報交換したりしながら、今回の企画の検討を重ねていた。途中、ディレクターが来館し状況の共有や進行中の企画についてのアドバイスを受けた。
9月10日〜9月12日(9月12日は、ゲスト講師に井高久美子(キュレーター)氏を招いて中間発表を実施)
中間発表前の9月10日、進捗状況をディレクターに共有してもらうことにしていたが、その日に受講生16名の中から4名が「不在者」宣言を提示した。彼らは、ステートメントの中で、共に活動を続けることが困難になったこと、その上で自分たちの企画を全体の4分の一を使って実現させたいことを主張した。
9月12日中間発表では、16名のメンバーの中から、司会・進行役、企画説明者、広報等、役割分担をしてプレゼンテーションを行った。企画は、今回の活動において16名での活動を拒否した4名のメンバーによる「不在者」による企画。彼らの主張を受入れて組み込みつつ、全体での企画を組み立てようとする残りのメンバーが考えたもの。
全体では、コミュニケーションの不和によるこの状況を「不在者」による展示も含めて、企画として可視化させるプランを提示し、「不在者」は、その全体企画に対してのカウンター的な立ち位置での作品制作を検討していると語った。井高さんからは、内的な思考に強く向かっているので、もっと客観的な視点や、この企画を誰に何を伝えたいのかをはっきりさせないと、企画として成り立たないだろうなどといったコメントを貰った。
9月13日〜9月20日
企画案をさらに強固なものにするため、日々話し合いが行われた。不在者との関連性をどのように空間としてみせていくかについては、不在者のメンバーが1名話し合いに参加。インストール作業と並行して、常に企画内容を検討していった。この段階では、キュレーターチーム、インストールチーム、広報チーム、アーカイブ班と、それぞれが自ら役割を選び、作業を進めていた。また、ディレクターからのアドバイスも要所要所で行われた。