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2019年7月3日 パブリック・プログラム

あいちトリエンナーレ芸術大学連携プロジェクト『U27プロフェッショナル育成プログラム 夏のアカデミー2019「2052年宇宙の旅」』

あいちトリエンナーレ芸術大学連携プロジェクト
U(アンダー)27プロフェッショナル育成プログラム 夏のアカデミー2019「2052年宇宙の旅」』募集要項

1 概要・目的

映画監督スタンリー・キューブリックは1968年に「2001年宇宙の旅」を発表しました。33年後という近未来を想像し描出したものでした。
2019年は、キューブリックの映画の誕生から50年が経過し、近未来だった2001年が既に20年近く以前のこととなっています。現在から33年後先の2052年の世界はどのような状況になっているのでしょうか?
本プログラムは、地域の芸術文化の育成と発信を促進することを目的に、愛知県内の3つの芸術大学(愛知県立芸術大学、名古屋芸術大学、名古屋造形大学)との連携事業として実施するもので、芸術大学の学生、卒業生及び公募により選考された参加者が、「あいちトリエンナーレ2019」の会期中に、短期集中型のワークショップを受講し、33年後の未来の都市や生活空間を創造するパヴィリオンをつくります。
多彩な講師陣による講義と共同制作を交えて生み出されるパヴィリオンは、あいちトリエンナーレ会期後半に展覧会として公開します。

2 プログラムの流れ

(1) オリエンテーション
2019年8月18日(日)概要説明とメンバー顔合わせなどを行います。
(2) 集中講義
2019年8月24日(土)~8月28日(水)ゲスト講師によるレクチャーや、グループワークによって展覧会で発表するパヴィリオンのアイディアを検討します。
(3) 制作
2019年8月29日(木)~9月20日(金)パヴィリオンを制作します。
(4) 展示
2019年9月21日(土)~10月14日(月・祝)完成した作品をアートラボあいちにて展示します。
(5) 振り返り
2019年10月15日(火)~10月27日(日)期間内の1~2日間、プロジェクトについての振り返りを行います。
(6) 撤収
2019年10月28日(月)〜10月31日(木)パヴィリオンを撤収します。

3 プログラム構成
集中講義後、パヴィリオン制作に向けて3つにコースを分け、それぞれにディレクターとチューターが付きます。
◯キュレーションコース(企画/制作/広報・記録・コミュニケーション)[講師:服部(はっとり)浩之(ひろゆき)
キュレーションや制作に特化したコース。パヴィリオンを実現するための、テーマ・コンセプトの検討から、マネジメント、広報までを学ぶ。
◯アーティストコース(身体/ビジュアル/メディアを用いた表現全般)[講師:山城大督(やましろだいすけ)
主に表現することや作品制作の部分を担うコース。アーティスト的視点でのものづくりを学ぶ。
◯建築コース(空間/建築/デザイン)[講師:(つじ)琢磨(たくま)
空間設計など、主にハード面の創造に特化したコース。作品の展示、プロジェクトの進行に適した空間づくりを学ぶ。

4 実施場所
アートラボあいち(名古屋市中区丸の内三丁目4-13 愛知県庁大津橋分室2~3階

5 受講料
無料(別途材料費等の実費が必要となる場合があります)

6 活動期間
2019年8月18日(日)から2019年10月31日(木)まで

7 募集人数
6名程度

8 応募条件
以下をすべて満たすこと。
(1) 27歳以下(2019年7月3日時点)
(2) オリエンテーション、集中講義の全日程に参加可能であること
(3) 制作、展示、振り返り及び撤収期間に積極的に参加可能であること

9 申込方法
受講希望者は、件名に[夏のアカデミー2019「2052年宇宙の旅」受講申込]と明記の上、申込み用紙に必要事項を記入し、以下(1)(2)共に添付して、Eメール又は郵送にてお申込みください。
(1) 作品集などのポートフォリオ
(2) 作文(800~1200字程度)テーマ「33年後のアートセンターのかたち」
33年後には、通信技術の更なる進歩や移動手段の変化などによって、私たちの生活様式は、今とは変わってきているかもしれません。その時にあるアートセンターは、どのような存在としてかたちづくられているかを想像しながら作成してください。※形式は自由。
(3) 申込先 アートラボあいち「人材育成プログラム」係  
 
Eメール ala@aichitriennale.jp
 
住所 〒460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内三丁目4-13 愛知県庁大津橋分室2階 アートラボあいち
(4) 申込締切 2019年7月3日(水)(必着)

10 選考スケジュール
(1) 書類選考結果通知 2019年7月17日(水)※メールにて通知
(2) 面接       2019年7月25日(木)※当初の7月21日(日)から変更になりました
※書類選考に合格された方のみ面接を行い、受講者を決定します。
※上記の面接日に不都合がある場合は個別に調整します

11 主催
あいちトリエンナーレ実行委員会
愛知県立芸術大学、名古屋芸術大学、名古屋造形大学

12 企画
服部(はっとり)浩之(ひろゆき)(キュレーター、アートラボあいちディレクター)
山城大督(やましろだいすけ)(美術家、映像作家)

13 問合せ先
あいちトリエンナーレ実行委員会事務局 担当:東出、中村
住所:〒461-8525 名古屋市東区東桜一丁目13-2 愛知芸術文化センター6階
  
(愛知県県民文化局文化部文化芸術課トリエンナーレ推進室内)
電 話:052-971-6127 
FAX:052-971-6115
URL:http://aichitriennale.jp/
E-Mail:triennale@pref.aichi.lg.jp 


キュレーションコース講師
服部(はっとり)浩之(ひろゆき)/Hattori Hiroyuki(キュレーター、アートラボあいちディレクター)
インディペンデント・キュレーター。アジア圏を中心に、展覧会やプロジェクト、リサーチ活動を展開する。滞在制作を軸としたアーティストとのプロジェクトを多数実践。「あいちトリエンナーレ2016--虹のキャラバンサライ」(2016年)、「アッセンブリッジ・ナゴヤ」(2016年〜)、「ESCAPE from the SEA」(2017年)など。2019年、第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館キュレーター。

アーティストコース講師
山城大督(やましろだいすけ)/Yamashiro Daisuke(美術家、映像作家)
山口情報芸術センター [YCAM] エデュケーター(2006-2009)、「東京映像芸術実験室」主宰(2013)、アートコレクティブ Nadegata Instant Party(中崎透+山城大督+野田智子、2006より)。「プロジェクト/出来事とドキュメント/記録」における映像での可能性について日々探求する。京都造形芸術大学客員教授。

建築コース講師
(つじ)琢磨(たくま)/Tsuji Takuma(建築家、403architecture [dajiba]共同主宰)
彌田徹、橋本健史とともに403architecture [dajiba]設立(2011)、辻琢磨建築企画事務所設立(2017)。「第30回吉岡賞(富塚の天井)※」(2014)、「第15回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展審査員特別表彰※」(2016)※403architecture [dajiba]。滋賀県立大学、大阪市立大学非常勤講師。

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