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2022年1月22日 レポート

展覧会関連イベント「なにかとなにかでなにになる?」レポート

ワークショップ「なにかとなにかでなにになる?」
2021年12月19日(日)
①午前の部 11:00−12:30 /大人2名
②午後の部 15:00−16:30 /小学生4名

ゲスト|さとうくみ子
進行|アートマネジメントアカデミーメンバー
対象|小学生以上
会場|アートラボあいち

さとうくみ子さんの作品を見て、「もの」と「もの」の組み合わせが面白く感じたことがきっかけで、展覧会の関連イベントとして、ワークショップを企画しました。
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はじめに、2階に集合してワークショップの説明をしました。その後、ワークシートを参加者の方々に配布し、自己紹介をしていただきました。自己紹介の後に展覧会のアーティストである、さとうくみ子さんを紹介しました。

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配布したワークシート

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ワークショップ導入の様子

ワークシートを持ち、3階の展示室へ移動しました。展示室では、組み合わせや使われている素材に注目して、作品鑑賞をしました。面白い組み合わせや気になるものを発見したら、その場でワークシートに書き込み、時にはさとうさんに質問をすることで、じっくり鑑賞することができました。

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作品鑑賞の様子


2階に戻り、ワークシートに書き込んだことを参考に、作品の面白い組み合わせや発見したことなどを話し合いました。

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ワークシート記入例


お互いの考えを共有した後、用意していた方眼紙にそれぞれ自分たちで考えた「もの」と「もの」の組み合わせを自由に描きました。さとうくみ子さんのドローイングの支持体に方眼紙が使われていることが印象的だったので、今回は方眼紙を用意しました。

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組み合わせを考えている様子

また、日常にある色々な「もの」を事前にアートマネジメントアカデミーメンバーで持ち寄ることで、参加者の方が手に取って組み合わせを考えることができるように準備しました。

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実際にものを組み合わせている様子

最後に、どんな組み合わせを考えたのかをみんなで話して共有しました。それぞれ描いた方眼紙を見てみると、絵のみであったり、絵や文を組み合わせて説明書のようにしていたり、人によって違いがありました。

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発表の様子

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参加者の方が考えたもの


終了後、アートマネジメントアカデミーメンバーでワークショップの振り返りを行いました。その中でも、特に参加者への対応の仕方についての意見が多かったことが印象的でした。今回は、午前と午後の部で参加者の年齢層にも違いがあり、各回を通して相手によって対応の仕方や、より伝わりやすい言葉遣いにする必要があると気付かされました。またワークショップの役割の中で、アートマネジメントアカデミーメンバーそれぞれの得意なことや、良さも見えたのではと思います。
ワークショップで他の人の感想や意見を聞いていると、意外な視点にハッとさせられることもあり、こちらも楽しみながら進めることができたと思います。参加者の方々の笑顔や真剣に取り組んでいる姿を見て、準備してきた私たちも嬉しく、今後の励みになりました。今回のワークショップでの課題を含め、経験を次に繋げていきたいと思います。

文:アートマネジメントアカデミーメンバー 服部真歩