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2019年11月13日 展覧会

TRANSCENDENCE OF HOMEOSTASIS(名古屋造形大学)

アーティスト|三輪布巳子、鍵野ろい、前田奈子、鴇太、ロジロ、藤田玲紗
会場|アートラボあいち3階
会期|2019年11月13日(水)~12月15日(日)

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「日本の絵画」といえば岩絵の具を使った日本画や屏風絵、墨汁や顔料を使った掛け軸などが代表的ですが、一般大衆が楽しむための浮世絵も日本の絵画を語る上で外せない分野です。世界的にも有名な葛飾北斎が描いた「北斎漫画」は、人物、風刺、動植物、溶解など多彩に描かれ「気の向くままに漫然と描いた画」と作家本人がいったことから、今の「漫画(マンガ)」のルーツになっています。「マンガは芸術なのか」と言われた昭和時代から、マンガをはじめアニメ、ゲームといった子どものためのジャンルは今や大きな日本の産業となり、世界各国で子どもをはじめ大人にも愛される「日本の文化」になりました。
本展のジャンルであるマンガ的なイラスト、「コミックイラストレーション」は幼少期に漫画本を見て育った世代の人からテレビや町中でコミックイラストレーションを見て育ってきた若い世代の人々という幅広い年齢層の人々の生活の中で身近にあり進化を遂げた日本独自の絵画形態です。制作には、アーティスト全員が「同じソフト」を使用しながらも、モチーフ・色彩・テクニックなど他の芸術と同じく個性をもちそれぞれが秘められたメッセージを持ち表現しています。
参加アーティストは名古屋造形大学の「コミックイラストレーションゼミ」で制作をし、卒業ののちプロのイラストレーターとして活躍するゼミ生・現役の美大生として仕事や展示会を行うゼミ生の5名と、同大学卒業生の指導教員1名から開催する展示会となっています。

主催|名古屋造形大学 あいちトリエンナーレ実行委員会
総合プロデュース|三輪布巳子

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