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2020年2月23日 パブリック・プログラム

複合芸術会議2020:愛知セッション「複合芸術と共異体」

登壇者|石倉敏明(人類学者/秋田公立美術大学大学院准教授)
    唐澤太輔(哲学・文化人類学研究者/秋田公立美術大学大学院准教授)
    服部浩之(キュレーター/秋田公立美術大学大学院准教授)
    宮本一行(アーティスト/秋田公立美術大学大学院博士課程)
    日比野桃子(アーティスト/秋田公立美術大学大学院修士課程)
    田村友一郎(アーティスト/名古屋芸術大学准教授)
    青田真也(アーティスト/MAT, Nagoya)
    吉田有里(アートコーディネーター/MAT, Nagoya)
日 時|2020年2月23日(日)14:00~17:00
会 場|アートラボあいち2階
参加費|無料・予約不要
定 員|40名(先着順)

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プログラム】
0, 複合芸術会議とは:石倉敏明
1, 「Cosmo Eggs | 宇宙の卵」報告
1-1, 概要とスタディツアー:唐澤太輔
1-2, コメント:石倉敏明、服部浩之、日比野桃子
2, 報告1「ミスリード」田村友一郎
3, 報告2「あまのじゃくによる複合芸術の今後」日比野桃子
4, 報告3「音風景との協奏」宮本一行
5, 報告4「MAT, Nagoyaの実践」青田真也、吉田有里
6, 総合討論「「共異体」的視座をめぐって」

第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示「Cosmo Eggs | 宇宙の卵」✳︎では、異なる分野の専門家たちによる表現の混交を通じて、人間と非-人間の共存を思索するためのプラットフォームが構想されました。
専門を異にする個人および集団の協働や、表現者・鑑賞者による人間と非-人間の関係への眼差しは、私たちの標榜する複合芸術において必須欠くことはできないものです。一見すると全く異なり対立的にさえ見える様々な要素を、同時に捉え表現する方法の模索――これを換言するならば、単なる共同体を超えた、「共異体」的視座の探求と呼べるかもしれません。この錯綜する世界において、相依相待的なダイナミズムを今後どう展開していくか。また、そのような「場」を自由に創出し表現する手がかりはどこにあるのか。今回の複合芸術会議では、「共異体」的視座をめぐり、幅広く発表と議論を行います。
※︎「Cosmo Eggs | 宇宙の卵」:会期/2019年5月11日〜11月24日。キュレーター/服部浩之(秋田公立美術大学大学院准教授、アートラボあいちディレクター)。出品作家/下道基行(美術家)、安野太郎(作曲家)、石倉敏明(人類学者、秋田公立美術大学大学院准教授)、能作文徳(建築家、東京電機大学准教授)。


秋田公立美術大学大学院複合芸術研究科とは?
 秋田公立美術大学大学院「複合芸術研究科」は、専門性を問わず大学等で自らの表現手法を修めた学生が、他の芸術領域、或いは芸術とは異なる情報技術などの他領域と表現手法を複合させながら、社会に変化をもたらす研究・表現を実践するために平成29年4月に開学。既成概念や歴史の意味を再考し、多角的な視点を獲得するために領域横断を手始めに、「複合芸術」という、これまでにない概念を確立していくラボラトリーとして展開している。
https://www.akibi.ac.jp/daigakuin/

<お問い合わせ>
秋田公立美術大学大学院 複合芸術会議2020:愛知セッション
Mail cta2020@akibi.ac.jp
TEL 018-888-8100(平日9:00-17:00)

主  催|秋田公立美術大学大学院複合芸術研究科
協  力|あいちトリエンナーレ実行委員会、名古屋芸術大学

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