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2021年2月26日 展覧会
『甕々の声』(AICHI⇆ONLINE オンサイト&オンライン彫刻プロジェクト)
アーティスト|黒川岳
企画|西田雅希
会場|アートラボあいち3階
会期|2月26日(金)〜3月28日(日)※2月28日(日)は音楽会開催のため休館
※新型コロナウィスル感染症の状況により、予定を変更する場合があります。
※来館にあたっては、アートラボあいちの新型コロナウィルス感染拡大防止対策にご協力ください。
来館時の注意事項(2021年3月5日更新)
・展示室への入場は4名程度までとなります、随時入れ替え制です
お待ちいただく可能性があることを予めご了承ください
・手荷物は必ずお預けください
・展示室内にあるものには、さわらないでください
・11時ー15時は、鑑賞デッキのみでのご鑑賞となります(デッキより奥には入れません)
・15時ー18時30分までは、スタッフが同行し甕があるエリアへ入っていただけます
プロジェクトについて
常滑市で長く生産されてきた大甕は、水甕から音響装置、燃料タンクに至るまで、多種多様な場面で活躍してきました。実用的役目を終え、街なかや資料館で静かに眠る彼らの圧倒的な物量は、その内部にある巨大な空洞と直結しています。それは、コロナ禍において突如として私たちの日常に出現した空洞を想起させ、また誰もが心身の内部に持つさまざまな空洞とも呼応するかのようです。
本プロジェクトでは、「とこなめ陶の森資料館」(愛知県常滑市)所蔵の大甕と土管を、戦前の常滑焼タイル装飾が今なお生きる「アートラボあいち」(名古屋市)に運び込み、甕々の「声」を通じて我々が直面する数々のvoid(空洞)にアプローチするサウンド・インスタレーションをオンサイトとオンラインで展開します。
オンライン配信・公開情報
AICHI⇆ONLINEのサイトからも閲覧いただけます。
※2021年3月21日(日)24時まで
https://aichionline.jp/project/115/
「甕々のひびき」
会期中、展示会場の甕の中の音を常時配信し続けています。
https://youtu.be/lnZ_n1E0qYM
「甕々のための音楽会記録映像」
2月28日(日)に開催した音楽会の記録映像です。
https://vimeo.com/498606250
「甕々のための音楽会」
2月28日(日)17:30~19:00にライブ配信しました。
出演:アキビンオオケストラ、綾部曜子、黒川岳
https://www.youtube.com/watch?v=UW0LKDzUwck
企画者プロフィール
西田雅希(NISHIDA Maki)
慶應義塾大学文学部美学美術史学専攻卒業。ロンドン大学University College London美術史学修士課程修了。2007年に渡英後、美術大学、美術館からコマーシャルギャラリーまで、公と民のさまざまな組織でアートの仕事に携わる。あいちトリエンナーレ2016アシスタント・キュレーターを経て日本に拠点を移し、以降国内外でキュレーションや執筆、リサーチを行う。近年の企画に「大京都2017 in 舞鶴」、「On Line Dot」(Devi Art Foundation + The Japan Foundation New Delhi、インド、ニューデリー、2017年)、リサーチワークに大林財団制作助成事業リサーチャー(2019〜20年)、Tabakaleraレジデント・キュレーター(スペイン、サン・セバスティアン、2016年)など。
アーティストプロフィール
黒川岳(KUROKAWA Gaku)
1994年島根県生まれ。2016年東京藝術大学音楽学部音楽環境創造科卒業、2018年京都市立芸術大学大学院彫刻専攻修了。物や環境と身体との関係に着目し、彫刻やパフォーマンス、音楽などの作品を制作している。近年の展覧会に、「そして、それはいつか土へと(「奈良・町家の芸術祭 はならぁと2020」)」(旧米谷家住宅、奈良、2020年)、「ニューミューテーション#3」(京都芸術センター、2020年)、「京芸transmit program 2019」(京都市立芸術大学ギャラリー@KCUA、2019年)などがある。