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2018年2月24日 展覧会

あいちトリエンナーレ大学連携プロジェクト 批評する身体:メディアと社会と表現と Attitude for Critic : Expression In-between Media and Society

アーティスト:大﨑のぶゆき、松野真知、磯部由香子
会場:アートラボあいち3階
会期:2018年2月24日(土)~3月25日(日)(開館日時|金土日祝 11:00~19:00)

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身体を用いた芸術表現は、歴史を振り返ると多様なかたちが存在します。もちろん、絵画は筆をもつ作家の腕のストロークが生み出しますし、彫刻は文字通り「彫り」「刻む」ことで像を生み出す立体表現であり、「身体」と無関係な表現など存在しないと言えるでしょう。
一方で、戦後から現代の芸術表現に目を向けると、様々な技術やメディアの飛躍的な発達に伴い、身体を駆使しつつも、それらを取り入れた新たな表現の形式が生まれ、その時代や社会を批評的に捉え記述していくという状況も築かれているでしょう。
例えば、フルクサスに代表されるイベントやハプニング、ゴードン・マッタ=クラークの行為を記録する映像、あるいはクリストの「梱包」のように、身体の行為だけでなく、その行為がいかに記され伝えられるか、メディアの存在や性質を強く意識した芸術表現は、現在まで様々なかたちで実践・継承され、新たな表現が生まれています。
近年の社会の動向を振り返ると、2000年以降現在まで、私たちの日常生活を取り巻くメディア環境はたった十数年で大きく変遷しています。誰もがスマートフォンを手にしている状況を15年前に想像できたでしょうか?アーティストの作品は、その時代のメディアや技術にも大きな影響と刺激を受け、ときにそれらに疑問を投げかけることもあります。
本展は、愛知県立芸術大学、名古屋芸術大学、名古屋造形大学より推薦されたアーティストを各大学より1名ずつ選出し、実施するものです。

大﨑のぶゆき
1975年大阪府生まれ。2000年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画(版画)専攻修了。2012年より愛知県立芸術大学准教授。私たちをとりまく世界を知覚するべく、自身の存在を軸に思考し、溶けるように変容する絵画を用いた映像作品など、曖昧さや不確かさを探求する作品を制作する。主な展覧会に、「VOCA 2013 現代美術の展望─新しい平面の作家たち」(上野の森美術館、東京/2013年)、「未見の星座」(東京都現代美術館、東京/2015年)、「となりの人びと-現代美術in春日井」(文化フォーラム春日井、愛知/2016年)、「Noemi Weber/ Nobuyuki Osaki」(ルートヴィヒ・フォーラム美術館、アーヘン[ドイツ]/2017年)。

松野真知
1983年福岡県生まれ。2007年より休学し、約1年間就農。2010年名古屋芸術大学美術学部絵画学科洋画コース卒業。卒業後も松野牧場にて酪農の仕事をしながら作家活動を続け、そこで経験している家畜や農作物に纏わる環境などをテーマに制作活動に取り組んでいる。主な展覧会に、「"直観"のジオラマ -九州・沖縄アーティストファイル断章-」(福岡市美術館、福岡/2014年)、「漂着」(Operation Table [Qmac]、北九州/2015年)、「かがわ・山なみ芸術祭-人・ 渓谷・水の流域-」(五郷地区観音寺エリア、香川/2016年) 、「宇部現代美術展 outer scape|外茎」(渡辺翁記念館、山口/2017年)、「山口盆地考-吹きくる風が-」(中原中也記念館、山口/2018年)。

磯部由香子
1988年愛知県生まれ。2013年名古屋造形大学大学院造形研究科修士課程修了。幾何学的で豊かな色面により画面を構成した抽象絵画を制作。主な展覧会に、「オバケに100回触れてみる Touch the invisible things」(愛知県美術館ギャラリー、florist gallery N、愛知/2015年)、「清洲市第8回はるひ絵画トリエンナーレ作品展 」(清洲市はるひ美術館、愛知/2015年)、「PARAPHRASE PARTⅡ 磯部 由香子 花木 彰太 森井 開次」(GALLERY VALEUR、愛知/2016年)「イタズ・リトグラフィック|蜜柑山スケッチブック」(See Saw gallery + hibit、愛知/2017年)。

関連イベント|2018年2月25日(日)17:00~18:30 アーティストトーク

主催|あいちトリエンナーレ実行委員会、アートラボあいち、愛知県立芸術大学、名古屋芸術大学、名古屋造形大学

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