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2018年6月16日 パブリック・プログラム
シンポジウム|いま、改めてアートセンターを考える。 vol.3「国際展(芸術祭)拠点としてのアートセンター:ハバナ・ビエンナーレとキューバのアートシーンについて」
ゲスト|ブランカ・ビクトリア・ロペス(ウィフレド・ラム現代美術センターキュレーター)
モデレーター|服部浩之(キュレーター/アートラボあいちディレクター)日時|2018年6月16日(土)13:00〜15:30
会場|アートラボあいち2階
定員|100名(参加無料・申込不要・当日先着順)
「いま、改めてアートセンターを考える」第三弾は、キューバから来日中のキュレーターブランカ・ビクトリア・ロペス氏を招いて、1984年の開始から30年以上続く歴史ある国際展のひとつハバナ・ビエンナーレとその背景にあるキューバの現代アートシーンを紹介します。ラテンアメリカ地域の美術を紹介する国際展としてスタートしましたが、現在では国際的なアーティストも多数参加する世界的にも注目される国際展のひとつとなっています。前回のビエンナーレが開催されたのは2015年。2019年には4年ぶりとなる第13回の開催がついに決定しました。
ブランカ氏は、ウィフレド・ラム現代美術センターというハバナ・ビエンナーレの事務局機能を担う、キューバの重要な現代美術の拠点となっているアートセンターのキュレーターで、次回ビエンナーレにはキュレーターとしても参画する予定です。
キューバは2014年に米国との国交を回復し、現在は多数の観光客を受け入れるなど、国の状況が大きく変化しています。一方で革命により社会主義を実現した国で、私たちが暮らす日本とは大きく異なる政治・経済体制のもと社会が築かれています。そんなキューバでどのような国際展が実施されているのか、ウィフレド・ラム現代美術センターの活動も交えて、アートセンターと国際展の関係を主題にお話いただきます。
ブランカ・ビクトリア・ロペス・ロドリゲス/Blanca Victoria López Rodriguez
1987年生まれ。ハバナ大学で美術史を学んだのち、ウィフレド・ラム現代美術センターにキュレーターとして約7年勤務し、様々な展覧会やプロジェクトに関わる。2018年3月9日〜4月28日にかけてラム・センターにて開催された「近くへの遠回りー日本・キューバ現代美術展」にはキュレーターの一人として参加するなど、ラムセンターにおいて海外の機関やアーティストとの共同プロジェクトに多く従事し、ネットワークを構築している。「ARTECUBANO」などへの寄稿多数。現在は、ハバナ・ビエンナーレのキュレーターチームの一員として2019年の開催に向けてビエンナーレの準備をしている。
主催|あいちトリエンナーレ実行委員会
当日の様子