高嶺 格

  • 1968年鹿児島県生まれ
  • 秋田県拠点

社会のなかで見えなくなっている問題を、自身の個人的体験や身体的感覚に引きつけて、映像・インスタレーション・舞台等様々な媒体で浮かび上がらせるアーティスト。例えば、恋人との関係を出発点に朝鮮人強制労働の痕跡を遺すマンガン坑道跡で制作した《在日の恋人》や、近所の海岸に漂着した移民船を題材にした《歓迎されざる者》には、他者の理解という言葉では片付けられない、作家自身のもどかしさや痛みが伴っている。彼の作品は、ある種の居心地の悪い状態に観客を置き、その帰属意識を鋭く問うてくる一方で、そこに不恰好な身体を介して、それでも他者を希求する愚かで温かい人間らしさが見え隠れする。

主な作品発表

2012
個展「高嶺格のクールジャパン」水戸芸術館現代美術センター、茨城
2011
個展「高嶺格:とおくてよくみえない」アイコン・ギャラリー、ロンドン(英国)その他会場
2010
あいちトリエンナーレ2010、愛知
2003
「Z.O.U. - Zone of Urgency」アルセナーレ、第50回ヴェネツィア・ビエンナーレ、ヴェネツィア(イタリア)
2003
個展「在日の恋人」NPO丹波マンガン記念館内坑道跡、京都
  • 《歓迎されざる者》 2018、文化庁メディア芸術祭京都展「Ghost」、ロームシアター京都、京都
  • Courtesy of the artist