小田原 のどか

  • 1985年宮城県生まれ
  • 東京都拠点

彫刻家であり研究者の顔も持つ彼女は、特に近代の黎明期、そして戦時下における日本の彫刻を、作品と文章により批評的に扱う。ただの芸術の一分野というだけではない、日本の近現代史に潜んだ課題がそこに浮かび上がってくる。長崎の爆心地に建てられていた矢形標柱、戦中の軍人像や八紘一宇の塔、また戦後の女性裸体像の氾濫など、日本の公共空間における彫刻の変遷は、そのまま時代や社会の変化に呼応している。公共彫刻は、美術館に収められている美術作品以上に、その時代・社会の、またそこを行き交う人々の無意識をかたどっているということを、彼女は鋭く見抜くのである。

主な作品発表

2018
「かたどりの法則」鞆の津ミュージアム、広島
2017
個展「STATUMANIA 彫像建立癖」ARTZONE、京都
2016
「白川昌生・小田原のどか−彫刻の問題−」愛知県立芸術大学サテライトギャラリー、愛知
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