ワリード・ベシュティ

  • 1976年ロンドン(英国)生まれ
  • ロサンゼルス(米国)拠点
  • Photo: James Van Alden

瞬時に行われているかに見える情報の伝達やモノの輸送が、実際には多くの人の肉体的労働を介して、各産業の制約のなかで行われているという事実をシンプルに提示する作品で知られる。《Travel Pictures》は、写真フィルムを空港の手荷物検査に通し、X線に感光させることで傷みや変色が生じたものをそのまま現像・プリントする。《FedEx》は、FedEx社規定出荷箱と同じサイズの薄いガラスの箱を世界中に発送し、輸送業者によって運搬される過程でひびだらけになったものを、ありのまま展示する。写真家として知られているが、その実践の範囲は広く、文章の執筆や展覧会のキュレーションも手がける。2018年にはフランスで「Picture Industry」展を企画し、800ページ超の大著となるカタログを編纂した。

主な作品発表

2015
第56回ヴェネツィア・ビエンナーレ「All the World’s Futures」ヴェネツィア(イタリア)
2014
個展「A Partial Disassembling of an Invention, Without a Future: Helter Skelter and Random Notes in Which the Pulleys and Cogwheels Are Lying Around at Random All Over the Workbench」バービカン・センター、ロンドン(英国)
2013
個展「Fair Use」パワー・ステーション、ダラス(米国)
2011
個展「Securities and Exchanges」ユーレンス現代美術センター、北京(中国)
2011
個展「A Diagram of Forces」マルメ・クンストハル、マルメ(スウェーデン)
  • 《Travel Pictures [Tschaikowskistrasse 17 in multiple exposures* (LAXFRATHF/TXLCPHSEALAX) March 27–April 3, 2006] *Contax G-2, L-3 Communications eXaminer 3DX 6000, and InVision Technologies CTX 5000》 2006/2008