デルガド・フッシュ 日本初お目見え!(芸術文化センター・小ホール)
2010/09/02 13:28|アーティスト
『桃色のズボンと赤いヌバックの先の尖ったハイヒールをはいて、襟ぐりが緩んだセーターの上に着た空色のウールのロングコート』は、今回デルガド・フッシュが公演する作品タイトル。タイトルを目にする人は「・・・ロングコート」にたどり着くまでに、独自な連想を辿ることになります。これは彼らの作品と共通する要素です。非日常的な尖った要素と脱力してしまうユルイ感覚・・・彼らの舞台では、対照的なイメージが往来しながら進んでいきます。
鍛えられた理想的な肉体や、高い身体能力を見せつけつつ、仕草はコミカル。だけど表情は大まじめ。観客は笑っていいのか、それがダンスなのか、自らの想像力をさまざまに連ねていくことになります。
彼らが魅せる滑稽な表現は、不まじめでくだらないということではなく、豊かな才気に裏打ちされた証。ダンスという表現に、ユーモアをもって機敏に反応していくセンスの良さは、上質なエスプリにふれる快感そのものです。初来日公演は、愛知のみ。見逃す手はありません。

《Manteau long en laine marine porté sur un pullà encolure dé tendue avec un pantalon peau de pêche et deschaussures pointues en nubuck rouge》 撮影:Sophie Ballmer
当日券は、各公演とも、20枚程度販売いたします。
(各公演とも公演1時間前から小ホール入口において販売を開始いたします)
最新情報はニュースをご覧ください!
※当日券速報はツイッタ―をご覧ください→→→
http://twitter.com/Aichi_Triennale(K.K)
トリエンナーレひとりツアー
2010/08/31 17:20|ニュース
いよいよトリエンナーレが開幕し、すでにご来場いただいた方もいらっしゃるかと思います。トリエンナーレの会場は全部で4つ、そしてプラスして中央広小路ビルや二葉ビルなど、街なかの建物までが会場になっています。
遠方からのお客様の中には、何度も足を運ぶことは困難という方もいらっしゃいますよね。
わたくし、どれだけの会場を1日で回ることができるのかどうかチャレンジして参りました。
コースは
・愛知県美術館

↓
・オアシス21

↓
・中央広小路ビル

↓
・二葉ビル

↓
・名古屋市美術館

↓
・長者町会場

でした。
納屋橋会場には今回行けなかったのですが、各会場間はそこまで距離が離れていないため、移動は思ったほど大変ではありませんでした。
ベロタクシーもいろんな所を走っているので、「疲れちゃったなあ...」という方はぜひご利用ください。もちろん「まだまだ元気!」という方もご利用ください。
(こちらは国際美術展又はパフォーミング・アーツのチケットの提示が必要となります)
美術館はともかく、ビル内の展示は入口がわかりづらいところもしばしば。
この辺りのはずなのに会場、作品が見つからない...そんなときは辺りを見回してみてください。
近くにはマゼンタ色のポロシャツを着た「まちなか案内人」が立っていますので、わからないことはお気軽に尋ねてくださいね。親切に教えてくれますよ。
(私もお客さんのふりをしていろいろ聞いてみましたが、どの方も丁寧に答えてくださいました!ありがとうございました)
ただ、今の季節は非常に暑いため、熱中症対策等をしっかりとお願いします。
帰るころには汗が塩となって服についており、びっくりしてしまいました...うわあ。
こちらは塩ではなく、お砂糖などでできた作品だそうです。

ピップ&ポップさんの作品で、中央広小路ビルで見ることができます。
部屋一面に広がる甘~い世界をどうぞお楽しみください!
ちなみに中央広小路ビルは、この珈琲店「べら」さんの横か

「坪井花苑」さんの横から入ることができます。

(M.I)
ベロタクシーに乗ってみて
2010/08/30 20:27|ニュース
皆さんは見かけたことがありますでしょうか。
トリエンナーレ会場周辺でよく見かける自転車のような、人力車のようなあの乗り物を。
あれはベロタクシーという自転車タクシーで、環境に優しい乗り物です。
気軽な気持ちで乗ることができ、次の会場まで運転手さんとの会話を楽しみながら移動することができます。
そのベロタクシーがこちらです!

国際美術展チケット、パフォーミング・アーツチケットをお持ちの方に限り乗車することができます。乗車時にはチケットの提示が必要になります。
今回は、納屋橋会場へ行ってみました。
約10キロ前後の速度で走っているというベロタクシー。車道の左側をゆっくりと走行していきます。
乗車されるお客様は、お子さん連れのご家族とか年配の方はもちろん、初めて見たから乗ってみるという人も。
愛知県外の方もたくさんいらっしゃるそうです。
(中にはアートが大好きで、はるばる東京からいらっしゃったお客さんもいたとか!)
運転手さんは20代前半の女性から60代男性の方まで幅広いとのことなので、どんな方に当たるかも楽しみにしていてくださいね。
わたしはこのお二人にお会いしました!

細川さん(左)と小出さん(右)
このお仕事を楽しんでいるんだなあという気持ちがすごく伝わってきて、楽しい時間を過ごすことができました。
後ろの座席は暑いかと思いきや、風が通って涼しく快適で、普段ゆっくりとはなかなか見られない名古屋の街並みを感じることができます。
各会場の停留所から乗ることができますので、ぜひ一度(と言わず二度三度でも)体験してみてくださいね。
ベロタクシーについての詳細はこちら→→→
http://www.velotaxi-nagoya.jp/aichitriennale2010/
ちなみに納屋橋会場の場所↓
地下鉄東山線・鶴舞線伏見駅の7番出口を出て西に向かいます。
ヒルトン名古屋方面です。
そしてここ、納屋橋東の交差点を左に曲がります。

そして直進。

すると左側にベロタクシーの停留所であるナゴヤインドアテニスクラブがあり、その隣が納屋橋会場となります。

ちょっとわかりづらい場所ですが、納屋橋会場ではインスタレーションや映像作品が公開されていますので、どうぞお越しください。
よく見ると、ベロタクシーはちょっとずつデザインが違いますね!
(M .I)
楊福東(ヤン・フードン)作品の上映について
2010/08/27 18:59|アーティスト
8月21日(土)のオープニングより、映写機の不調により残念ながら公開を見送っていたヤン・フードン作品の上映を、28日(土)18:00、29日(日)13:00、16:00の3回の日程で行うことが決まりました。
現代アートでは映像を用いた作品をよく目にしますが、そのほとんどは扱いの容易なビデオ・プロジェクターを使用したものです。
しかしヤン・フードンの本展への出品作品は、映画館で劇映画を上映するために用いられる、35mm映写機18台を使って行う大掛かりなものです(つまり、ちょっとしたシネコン規模の機材と労力を必要とする作品といえるでしょう)。そのため、当初よりセッティングには技術的な困難さがあることを想定していたのですが、日本に到着した映写機は予想以上に状態が悪く、メンテナンスのために多くの時間と労力を必要としました。
それでも技師たちの献身的な努力によって、オープニング前日に行われた、20日(金)の内覧会では、特別レイトショーという形で、何とかマスコミや批評家など関係者の方々にご覧いただきました。
これで初日から公開できるか、という可能性も見えてきたのですが、作品の上映終盤に、突如すべての映写機がストップし、場内が真っ暗になるという状況に陥りました。
鑑賞されていた方々からは、「ブラボー!」の声も上がり、劇的な幕切れにも見えたのですが、実はこの時、映写機の内の2台がダウンして、ブレーカーが上がってしまうという事故が起こっていたのです。
初日より作品が公開できない、という残念な状態となってしまったのですが、その後も技師たちにより映写機の修理や調整は続いており、なんとか今週末から公開ができないか、と模索していました。現在も2台の映写機が動かない状態なので、完全とはいえないのですが、映画は2台の映写機を交互に操作して上映する仕組みなので、フィルムの切り換えで多少空きの時間ができてしまう、という問題点もありますが、それでも作品の本質を大きく損なうものではないと考え、今回、暫定的に3回の上映を行うこととしました。
今後も、映写機の修理の他、フィルムの状態が悪いためその修復も必要であること、またブレーカーが上がってしまったことを受けて、電気の配線も見直さなければならない、といった課題がありますが、何とか毎週末に定期的に上映をおこなう方向で、調整を進めたいと考えています。皆様にはこうした点をご理解の上、ご鑑賞いただければ幸いです。

《Dawn Mist, Separation Faith》 2009
(T.E)
柴幸男、キッズトリエンナーレ・ラップWSはじまる
2010/08/26 00:29|ニュース
先日、無事に終演したロボット版『森の奥』。その公演と同じ会場で、キッズトリエンナーレ「リズムと音楽・ラップで遊ぼう」ワークショップが始まりました。
講師は、ロボット版『森の奥』で脚本・演出家を担当された平田オリザ氏の主宰する劇団・青年団の演出部に所属されている柴幸男さんです。

柴さん自身も「ままごと」という劇団を主宰されており、2010年『わが星』にて第54回岸田國士戯曲賞を受賞されました。あいちトリエンナーレでは、祝祭ウィークの10/15(金)に 愛知芸術文化センター 小ホールにて「あゆみ」という作品を上演していただきます。
詳細はこちら
祝祭ウィークについてはこちら→→→http://aichitriennale.jp/schedule/cohost/post-228.html
あゆみについてはこちら→→→http://ayumi2010.exblog.jp/
さて、今までラップなんてほとんど聴いたことのない小学生や中学生の子どもたち。それが、ことばとリズムを身体と耳で感じながら遊ぶうちに、だんだんとラップとはどういうものかを感覚的に実感しているように思いました。これから3日間で、子どもたちはどのような成長をとげるのでしょうか。

その様子はワークショップ最終日にどなたでもご覧になっていただけます。
8/27(金)午後16:10から、この小ホールにて無料ライブを行います。
出演アーティストは、MC48(=シバ、つまり柴さん)と、彼が育てたキッズクルーたち。
16:00から開場いたしますので、ぜひ足をお運び下さい。
そして、子どもたちのエネルギーをご覧になってください。休憩の時間にさえも遊び続ける子どもたちのパワーに、見ているほうも元気がもらえるにちがいありません。
※なお、この発表会では「あゆみ」予告編もちょこっと上演する予定です。
※あいちトリエンナーレTwitterやってます!速報はこちら→→→http://twitter.com/Aichi_Triennale
(H.I)