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  • 《10,148,451》 2018
    テート・モダン・ヒュンダイ・コミッション
    Photo: Tate Modern
    Courtesy of Estudio Bruguera
A30

【展示一時中止(展示室の閉鎖)】
展示室に入る前にみなさんの手にスタンプが押されます。この5桁の数字は、2019年に国外へ無事に脱出した難民の数と、国外脱出が果たせずに亡くなった難民の数の合計を表しています。部屋の中には何も見えませんが、目元に刺激を感じる人もいるでしょう。場合によっては涙がこぼれるかも知れません。
メンソールを充満させたこの室内は、地球規模の問題に関する数字を見せられても感情を揺さぶられない人々を、無理やり泣かせるために設計されました。
涙が誘発されたことによって、私たちの自覚のない感情が明るみに出る場合もあるでしょう。この作品は、人間の知覚を通じて「強制的な共感」を呼び起こし、客観的なデータと現実の感情を結びつけるよう試みているのです。

タニア・ブルゲラ

  • 1968年ハバナ(キューバ)生まれ
  • ハバナ(キューバ)/ニューヨーク(米国)拠点
  • Photo: Claudio Fuentes
    Courtesy of Estudio Bruguera


若くして社会変革を目指したパフォーマンスやインスタレーションを発表。政治的権力の性質を明らかにし、移民、検閲、抑圧など国際社会の諸問題を、参加型作品として提示してきた。25年以上にわたる彼女の活動は、個人や機関との協働で長期的に行われるため、彼女は自身を「発起人」と定義する。《10,148,451》では、観客の腕に8桁の数字のスタンプが押される。それは世界にいる移民の数を示し、絶えず増え続けている。続く小部屋は涙を誘発する成分を含んだ蒸気で満たされており、観客はたとえ腕に押された抽象的な数字とのつながりを感じなくても物理的に「泣かされ」てしまう。その瞬間、鑑賞者は彼女の提案を実行する「市民」へと変わる。

主な作品発表・受賞歴

2018 「10,148,451」テート・モダン・ヒュンダイ・コミッション、テート・モダン、ロンドン(英国)
2018 個展「Untitled(Havana,2000)」ニューヨーク近代美術館、ニューヨーク(英国)
2015 第56回ヴェネツィア・ビエンナーレ「All the World’s Futures」ヴェネツィア(イタリア)
2014 「Under the Same Sun」グッゲンハイム美術館、ニューヨーク(米国)
2012 個展「Immigrant Movement International」テート・モダン、ロンドン(英国)
2002 ドクメンタ11、カッセル(ドイツ)

公演情報

以下の時間に体験可能です。
平 日:14:00-15:00
土日祝:11:00-12:00 / 14:00-15:00

地図

愛知県美術館ギャラリー(8F)

所在地

〒461-8525
愛知県名古屋市東区東桜1丁目13−2
愛知芸術文化センター 8階

開館時間

10:00-18:00(金曜は20:00まで)
入館は閉館の30分前まで

休館日

月曜日(祝休日は除く)

バリアフリー

車椅子の無料貸し出しをしています。ご利用の方はインフォメーションまでお申し付けください。

アクセス

・東山線または名城線「栄」駅下車 徒歩5分
・瀬戸線「栄町」駅下車 徒歩5分

問い合わせ

052-971-6111