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参加アーティスト 沖潤子さんが作品で使用する「針」の寄贈を募集します!

  • 2025年3月6日


国際芸術祭「あいち2025」参加アーティストの一人である沖潤子さんは、これまでに刺繍を用いた作品を制作してきましたが、今回発表する新作では「針供養」をイメージした針山が作品の一部となるため、約10万本を目標として皆様から針の寄贈を広く募集いたします。なお、寄贈された針を使った作品は、本芸術祭会期中に展示されます。

<作家メッセージ>
こんにちは、沖潤子と申します。
国際芸術祭「あいち2025」におきまして「供養」を主題にした作品のとりくみをはじめています。制作にあたり多くの「針」が必要になり、皆様のお手元に不要の針がありましたらぜひ作品に使わせていただきたく、寄贈のお願いをすることになりました。
展示を予定している場所は、瀬戸の街並みを一望する小高い丘の頂にある「無風庵」です。両隣には日清日露戦争の「忠魂碑」、太平洋戦争の「殉国慰霊塔」が建っています。「無風庵」は、もとは近代工芸の先駆者といわれる藤井達吉の工房でした。昨夏に初めて訪れた時、二つの碑の間に佇むその小さな茅葺家が祈りの場であるお社のようにみえ、制作の主題は自ずと導かれてゆきました。
常に針に触れている私は、「針」には未知の交信を受けとる力があると感じています。
時を超えて場の持つ力を受信し、祈りの場を「無風庵」に展開したいと願っています。
ご協力をくださいますよう、どうぞよろしくお願い致します。

1 募集内容
下記に当てはまる針を募集いたします。
(1)裁縫の針(ミシン・手縫い用、太さ形状は問わず)、
編み物で使用する金属の針(鍼灸・医療用、釣り針は除く) 
(2)錆びた針、折れた針、使用しなくなった針
(3)返却が不要、無償にて提供いただける針

2 募集期間
2025年3月6日(木)~6月30日(月)

3 郵送方法
下記の方法でご郵送ください。 
①あらかじめ送付する封筒の裏に「住所、氏名または団体名、寄贈する本数(○○本)」を記入する。
②針を梱包する。梱包方法についてはを梱包例をご参照ください。
③梱包したものを封筒に入れ、封をする。
④封筒に切手を貼り送付する。
※以下についてご了承ください
・受領書の発行はいたしません
・送料のご負担をお願いいたします
・着払いで送付されたもの、料金が不足しているものに関しては受領できません
・ご提供者のお名前は公表いたしません

4 郵送先 
〒461-8525 愛知県名古屋市東区東桜1-13-2 
愛知芸術文化センター内 国際芸術祭「あいち」針収集係 

5 アーティストのプロフィール
沖潤子
生命の痕跡を刻み込む作業として、布に針目を重ねた作品を制作。下絵なしに直接布に刺す独自の文様は、シンプルでありながら「刺繍」という認識を裏切り、観る者の感覚を揺さぶる。古布や道具が経てきた時間や物語の堆積に彼女自身の時間を紡ぎ合わせて、いくつもの時間の層を重ね、新たな風景を見つけることが制作の核にある。

6 問合せ先 
国際芸術祭「あいち」組織委員会事務局 担当:山川、伊達、竹平 
住 所 :〒461-8525 名古屋市東区東桜1-13-2 愛知芸術文化センター6階
電 話 :052-971-0622        FAX :052-971-6115
E-Mail:triennale@pref.aichi.lg.jp   URL :https://aichitriennale.jp/