今、を生き抜くアートのちから

AMBASSADORS国際芸術祭「あいち2022」アンバサダー

各界で御活躍されている、アートに関心を持ち、国際芸術祭「あいち2022」を応援していただける方々に「あいち2022」アンバサダーに御就任いただきました。
それぞれの御活動を通じて「あいち2022」の魅力を広く発信していただきます。
就任にあたり、「あいち2022」アンバサダーの皆さんからコメントをお寄せいただきました。

imma

バーチャルモデル

この度はアンバサダーとして任命していただき、感謝でいっぱいです。
アートはさまざまな境界線をつなぐことができます。
例えば、あたしのようにバーチャルな存在であっても、リアルな世界と壁を感じる必要はない。逆もそうです。むしろ、その境界線を超えることが可能性の始まりだと思っています。

プロフィール

ピンクのボブスタイルが特徴的な日本初のバーチャルヒューマン。2018年のデビュー以来、そのリアルとバーチャルの境界線を超えた唯一無二の存在が世界中を騒然とさせ、これまでに世界50カ国、5000以上のメディアで話題となった。現在Instagramのフォロワーは35万人、TikTokは24万人を超える。アジアを代表するバーチャルヒューマンであり、2020年にはForbes Polandが発行する『Forbes Women』誌にてWomen of the Year 2020に選出され、東京2020パラリンピック閉会式にも登場した。

Photo: ©LESLIE KEE

河瀨かわせ 直美なおみ

映画作家

芸術の存在は人の心を潤わせ、日々を豊かにする力を内包しています。国際芸術祭「あいち 2022」のチャレンジは、そこに出展される作品のクオリティを担保し、街に活力をみなぎらせる要素をふんだんに取り入れ、躍進します。
『未来』を創る力は『今』にあり、ひいては否定的な『過去』をも変える力となる。そんなイメージを抱きながらアンバサダーとして「あいち2022」をアピールしてゆきたいと想います。

プロフィール

生まれ育った奈良を拠点に映画を創り続ける。一貫した「リアリティ」の追求はドキュメンタリー、フィクションの域を超えカンヌ映画祭をはじめ、国内外で高い評価を受ける。DJ、執筆、出演、プロデューサーなど表現活動の場を広げながらも故郷奈良にて「なら国際映画祭」を立ち上げ、後進の育成にも力を入れる。東京2020オリンピック公式映画監督、2025年大阪・関西万博テーマ事業プロデューサー(シニアアドバイザー兼務)、バスケットボール女子日本リーグ会長、ユネスコ親善大使も務める。

近藤こんどう 誠一せいいち

近藤文化・外交研究所代表、元文化庁長官

「あいち2022」アンバサダーに任命いただき、まことに光栄に思います。
人類はいま自然破壊や文明社会の分断など深刻な問題に直面しています。
その要因たる果てしなき富への欲望や狭い固定観念から我々を開放し、明るい未来の創造に貢献する芸術の力が最大に発揮される機会とすべく微力を尽くします。

プロフィール

元文化庁長官(2010年~2013年)。パリOECD(経済協力開発機構)事務次長、駐米国大使館公使、ユネスコ日本政府代表部大使等を歴任。
退官後、東京大学、慶應義塾大学等で教鞭を執った他、東京藝術大学客員教授を務める等文化・芸術の発展、国際交流に貢献し、瑞宝重光章を受章。フランス国レジオン・ドヌール・シュバリエ章を受章。

Photo: ©J. C. Carbonne

くま 研吾けんご

建築家

「あいち」という場所を大事にしたいと思います。
「あいち」の場所の力を、アートを通じて、世界に発信したいと思っています。

プロフィール

1954年生。1990年、隈研吾建築都市設計事務所設立。
慶應義塾大学教授、東京大学教授を経て、現在、東京大学特別教授・名誉教授。30を超える国々でプロジェクトが進行中。自然と技術と人間の新しい関係を切り開く建築を提案。
主な著書に『点・線・面』(岩波書店)、『ひとの住処』(新潮新書)、『負ける建築』(岩波書店)、『自然な建築』、『小さな建築』(岩波新書)、他多数。

草野くさの 満代みつよ

フリーアナウンサー

コロナ禍で怯えて過ごした2年は、生きる意味を自問し、煩悶する時間でもありました。作品の前に立ち「繋がる」ことで、未来を「still alive」するための力をもらえることを期待しています。

プロフィール

1989年NHK入局。アナウンサーとして『おはよう日本』『NHKサンデースポーツ』キャスター、『紅白歌合戦』総合司会、オリンピックキャスターなどを担当。退局しフリーとしてTBS報道局と専属契約。『筑紫哲也ニュース23』を9年間担当。現在、テレビ朝日『ごはんジャパン』ナビゲーター。
日本スポーツ協会副会長、一般社団法人人文知応援フォーラム理事、国土交通省社会資本整備審議会委員も務める。

ナガオカケンメイ

D&DEPARTMENTディレクター、デザイン活動家

愛知は僕が18歳まで育った知多郡阿久比町のある場所。
そして、機織りに代表される多くのものを豊かな大地より創造してきた営みの歴史が蓄積された場所です。
そんな愛知での創造に、全力で応援したいと思います。

プロフィール

2000年「ロングライフデザイン」をテーマにD&DEPARTMENT PROJECTを創設。2009年より旅行文化誌『d design travel』刊行。2012年より渋谷ヒカリエ8/にて47都道府県の「らしさ」を常設展示する、日本初の地域デザインミュージアム「d47 MUSEUM」を発案、運営。47都道府県に1か所ずつ拠点をつくりながら、物販・飲食・出版・観光などを通して、47の「個性」と「息の長い、その土地らしいデザイン」を見直し、全国に向けて紹介する活動を行う。2013年毎日デザイン賞受賞。

Photo: Kazuo Matsumoto

西高辻󠄀にしたかつじ 信宏のぶひろ

太宰府天満宮宮司

アートは常に時代を映し、私たちに新たな学びをもたらしてくれます。
国際芸術祭「あいち2022」では、アートを通した学びによって、可能性に満ちた未来を逞しく生きるヒントが、多くの人に提示されることをアンバサダーとして期待しています。

プロフィール

太宰府天満宮の御祭神・菅原道真公から数えて40代目の子孫。東京大学文学部卒。國學院大學大学院にて修士(神道学)号並びに神職資格を取得後、太宰府天満宮に奉職。神職としての祭祀奉仕に加え、積極的に美術展企画やまちづくりに携わる。2019年4月1日付にて太宰府天満宮宮司を拝命。太宰府天満宮では、アーティストが太宰府での取材・滞在を経て特別に制作した作品を発表する「太宰府天満宮アートプログラム」を展開中。

野崎のざき 萌香もえか

モデル、タレント

「あいち2022」アンバサダーに就任させて頂いた野崎萌香です。
言語やバックグラウンドを超えて、世界中の人々と感動を共有できるアート。
孤独も悲しみも幸せも感動も喜びも、素直な感情の全てを共鳴して与えてくれます。
アートによって心と世界をつなぎましょう。

プロフィール

1990年2月生まれ。東京都出身。
雑誌『non-no』で専属モデルデビュー。
以降、モデルとして『sweet』『美人百花』『mina』『VOCE』など数々の女性誌で活躍中。
2021年6月に公式YouTubeチャンネル『野崎萌香 -MOEKA NOZAKI-』を開設した。