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2024年10月27日 パブリック・プログラム

レポート更新中|大学連携プロジェクト2024【県芸・名芸・造形・学芸 夏休み連続講座】

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地域の文化芸術の育成と発信を促進することを目的に、愛知県内の4つの芸術大学(愛知県 立芸術大学、名古屋芸術大学、名古屋造形大学、名古屋学芸大学)との連携事業として実施するものです。
連携大学の在学生と卒業生(10年以内)を対象に、美術・芸術の分野で活動していく上で知っておきたい、考えておきたいことなどに焦点を当てた講座を開設します。様々な分野の専門家からのレクチャーや受講生間でのディスカッションを通して、それぞれの目指すシーンで活用できる考え方を学びます。

実施日時
期間|8月11日(日祝)、8月17日(土)、8月18日(日)、8月24日(土)、8月25日(日)
時間|各日、11:00〜16:30

講座の仕組み
[オリエンテーション]
 講座の説明と受講生の自己紹介の時間を設けます。
[レクチャー]
 ゲストによるレクチャー。レクチャー後には、ゲストへの質問や自分の中で印象に残ったこと、さらに考えたいことなどをコメントしあいます。
[グループディスカッション]
 レクチャーで関心を持ったことや生まれた疑問などを受講生同士で話しあいます。
[プレゼンテーション]
 今回の講座で学んだことが、今後の活動計画にどのように働くのか、自分の活動にどのように落とし込めるのかを発表します。
[アーカイブ]
 各回のレクチャー内容はレポートにまとめ、参加者コメントと共にWEBで公開します。

主催
 国際芸術祭「あいち」組織委員会、愛知県立芸術大学、名古屋芸術大学、名古屋造形大学、名古屋学芸大学

助成
 文化庁


ゲストプロフィール

「活動の継続」
杉浦由梨(SUGIURA Yuri)
美術家、漫画家。愛知県立芸術大学美術学部油画専攻卒業。洗顔料で自身の顔を著名人に似せる「洗顔ものまね」がSNSで話題になりテレビ等メディアに多数出演。その他に風呂の浴槽に張り付いた髪の毛を動かして絵を描く映像や写真など、記録作品を主に制作する。三浦よし木のペンネームで漫画を描いており、2015年週刊モーニングにて「僕の変な彼女」でデビュー。主な読み切り作品に、「も」(週刊モーニング掲載)、「セーラー服の記憶」、「のりちゃん 」(AMeeT掲載)など。

「現代美術作品の保存」
桒名彩香
愛知県美術館保存担当学芸員。吉備国際大学大学院で油彩画の修復を学んだ後、修復家である大原秀之氏の下で展覧会コンサバターなどのアシスタントを務める。兵庫県立美術館保存修復グループアシスタントを経て、2016年より現職。コレクションの保存や修復のほか、素材や構造分析などの調査研究もおこなう。近年の報告に「変化を保存する――遠藤薫《Uesu(Waste)/Hanoi》の事例より」(2021年)がある。

「作品の鑑賞」
森功次(MORI Norihide)
美学研究家。大妻女子大学准教授。著作に『ワードマップ現代現象学』(新曜社、2017年、共著)、『世界最先端の研究が教える すごい哲学』(総合法令出版、2022年、共編著)など。論考に「「あいトリ」騒動は「芸術は自由に見ていい」教育の末路かもしれない」(『現代ビジネス』、2019年)など。訳書にロバート・ステッカー『分析美学入門』(勁草書房、2013年)、ノエル・キャロル『批評について――芸術批評の哲学』(勁草書房、2017年)、ドミニク・マカイヴァー・ロペス、ベンス・ナナイ、ニック・リグル『なぜ美を気にかけるのか:感性的生活からの哲学入門』(勁草書房、2023年)などがある。

「社会と芸術」
服部浩之(HATTORI Hiroyuki)
キュレーター。建築を学んだのちに公立のアートセンターに勤務し、アーティスト・イン・レジデンスに携わる。その傍らで、アートスペースを運営したり、アートプロジェクトや芸術祭・国際展に参加し、近年は美術大学で教鞭をとる。山口、青森、秋田、名古屋など異なる地域に暮らし、アジア各地で生まれる表現活動を調査研究するなかで、異なる領域の応答関係に関心をもち、様々な表現者との協働を軸にしたプロジェクトを展開する。主な企画に、「ARTS&ROUTESあわいをたどる旅」(秋田県立近代美術館、2020年)、第 58 回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館展示「Cosmo-Eggs|宇宙の卵」(2019 年)。あいちトリエンナーレ2016キュレーター。2017年から2022年にかけてアートラボあいちのディレクタ ーを務めた。

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