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塩見 允枝子Shiomi Mieko
- 1938年岡山県生まれ。
- 大阪府拠点。
AC09
AC53a
AC53b
展示情報
公演情報
1961年東京藝術大学楽理科卒業。在学中より級友達と「グループ・音楽」を結成し、テープ音楽の制作や即興演奏を行う。1964年渡米し、フルクサスの活動に参加。1965年スペイシャル・ポエムのシリーズを開始。帰国後は、イヴェントをパフォーマンス・アートとしても発展させる。1970年大阪へ移住。1990年ヴェネチアのフルクサス・フェスティバルに参加したことから、国内外での多数のフルクサスの企画に携わるようになる。1990年代には電子テクノロジーに興味を持ち、パフォーマンスに取り入れる。以後、音楽やパフォーマンス作品の作曲、視覚作品の制作など、活動は多岐にわたる。2014年より京都市立芸術大学・芸術資源研究センター特別招聘研究員。
現代美術展では、国内複数の美術館から集まった「スペイシャル・ポエム」(1965-75年)のシリーズに関する出版物や資料9点と合わせて、新作となる『スペイシャル・ポエム:移動のイヴェント』(2022年版)が展示される。
パフォーミングアーツ公演では、1966年から2022年(新作)までのイヴェント作品から、塩見自身が芸術祭のテーマに合わせて上演作品を選び、「詞と概念を演奏する」、及び「ピアノ×パフォーマンス」の2プログラムを上演する。
- 主な作品発表・受賞歴
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- 2014
- 「フルクサス・イン・ジャパン 2014」東京都現代美術館、東京
- 2013
- 「塩見允枝子とフルクサス」国立国際美術館、大阪
- 2001
- 「フルクサス裁判」国立国際美術館、大阪
- 1995
- 個展「フルクサス・バランス&バランス・ポエム」J&Jドンギュイ画廊、パリ(フランス)
- 1994
- 『フルクサス・メディア・オペラ』ジーベックホール、神戸
- 1990
- フルクサス・フェスティバル、ヴェネツィア(イタリア)
展示情報
AC09
コロナ禍下で世界中の人々の移動が制限されるなか、郵送という方法を使ったメール・アートが再び注目されました。1960年代にニューヨークから欧州や日本に拡がった前衛芸術運動フルクサスでも、流動性、移動、変化に言及した手法として使われています。
塩見允枝子は東京藝術大学楽理科を卒業。在学中の1960年に小杉武久、刀根康尚らと「グループ・音楽」を結成。1964年に渡米してフルクサスに参加しました。翌年始めた「スペイシャル・ポエム」シリーズでは、さまざまなインストラクション(指示)を各地のアーティストや知人に郵送し、「1:ことばのイヴェント」「2: 方向のイヴェント」「3: 落下のイヴェント」「4: 影のイヴェント」「5: 開くイヴェント」「6: 軌道のイヴェント」「7: 音のイヴェント」「8: 風のイヴェント」「9: 消えるイヴェント」という9回のイヴェントを10年にわたって実施。約230名が参加しました。参加者によるオリジナル・レポートは今も残されているほか、1から4までは関連するマルチプルも存在、5から9に関しては1から4と共に書籍にまとめられています。これらの資料は、まだインターネットの無かった時代に、アーティストがグローバルに繋がっていたことを高揚感とともに伝えてくれます。
本展では、新たな「スペイシャル・ポエム:移動のイヴェント(2022年版)」を実施。「何かを移動させてください。いつ、何を、何処から何処へ、どのように移動させたかを知らせてください」というインストラクションに、芸術祭の参加アーティストを含む61名が応答しています。コロナ禍で改めて考えさせられた「移動」の多様なあり方が、50年という時間を超えて新バージョンとして蘇り、世界地図上に配置され、展示されています。
- 開館時間
- 10:00-18:00(金曜日は20:00まで)
※入館は閉館の30分前まで
- 休館日
- 月曜日(祝休日は除く)
- 会場・アクセス
- 愛知県美術館(10F)
- 東山線または名城線「栄」駅下車 徒歩3分
- 瀬戸線「栄町」駅下車 徒歩3分
公演情報
塩見 允枝子パフォーマンス作品『〜音と詞と行為の時空〜』
「詞と概念を演奏する」
音楽
パフォーマンス
AC53a
- 会場・アクセス
- 愛知県芸術劇場 大リハーサル室 (B2)
- 東山線または名城線「栄」駅下車 徒歩5分
- 瀬戸線「栄町」駅下車 徒歩5分
公演情報
塩見 允枝子パフォーマンス作品『〜音と詞と行為の時空〜』
「ピアノ×パフォーマンス」
音楽
パフォーマンス
AC53b
- 会場・アクセス
- 愛知県芸術劇場 大リハーサル室 (B2)
- 東山線または名城線「栄」駅下車 徒歩5分
- 瀬戸線「栄町」駅下車 徒歩5分
関連情報
- 関連動画
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