戸田ひかる『愛と法』

  • © Nanmori Films
A90

大阪で法律事務所を営む南和行(カズ)と吉田昌史(フミ)は、公私ともにパートナーの弁護士夫夫(ふうふ)。セクシュアル・マイノリティ、養護が必要な子供たち、「君が代」斉唱の際に席を立たなかったことで処分された学校教諭、性器をモチーフにした作品が罪に問われた女性アーティスト、無戸籍の男性。日本中の「当たり前」から外れてしまった人々が、二人の元へやってくる。そんなカズとフミが暮らす家に、ある日一人の少年が居候として加わる。本作では、血縁関係や、法的根拠が無くとも、人と人との間に生じる情が取り上げられる。個人の自由や、家族のあり方に対し、決して主義主張を押し付けることなく、隅々までやさしく描く。

戸田ひかる

  • 1983年神奈川県生まれ
  • 大阪府拠点

10歳から22歳までオランダで過ごす。ユトレヒト大学で社会心理学、ロンドン大学大学院で映像人類学とパフォーマンスアートを学ぶ。リサーチャーとして対象の生活現場に身を置き、観察・記録する態度は、その時代に培われた。その後、ロンドンを拠点とし10年間、ディレクター・編集者として世界各国で映像を制作。作品は、NHKBBCABCThe Guardianなどで放送されたほか、メルボルン国際映画祭など多数の国際映画祭で上映。22年ぶりに日本に引っ越してきた「部外者」として、感じた疑問を追いかけ辿り着いた『愛と法』で各賞を受ける。

地図

愛知芸術文化センター アートスペースA(12F)

所在地

〒461-8525
愛知県名古屋市東区東桜1丁目13−2
愛知芸術文化センター 12階

アクセス

・東山線または名城線「栄」駅下車 徒歩5分
・瀬戸線「栄町」駅下車 徒歩5分

問合せ

052-971-6111