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国際芸術祭あいち2025、テーマ:灰と薔薇のあいまに、会期:2025年9月13日(土)から11月30日(日)79日間、会場:愛知芸術文化センター/愛知県陶磁美術館/瀬戸市のまちなか

会場・アクセス

会場

国際芸術祭「あいち2025」の主な会場となるのは、愛知芸術文化センター、愛知県陶磁美術館、瀬戸市のまちなかの3つです。
愛知県は、東京・大阪に次いで日本で3番目に大きな都市で、人口は740万人を超えます。県内には名古屋城や熱田神宮など歴史ある施設から、2022年に愛・地球博記念公園(モリコロパーク)内に誕生した「ジブリパーク」まで、多数の観光スポットを有する活気ある都市としてにぎわいを見せています。また、自動車産業をはじめとする製造業が大変盛んで、ものづくり王国・愛知とも呼ばれ、日本の技術の中心地として今も成長を続けています。
そんなものづくりの源流のひとつ、やきもののまちとして知られる瀬戸市は、千年以上続くやきもの伝統を持ち、現在では碍子やファインセラミックスなど陶磁製品から派生した産業も盛んです。中世から現在まで生産が続く代表的なやきものの産地を総称した「日本六古窯」の一つにも数えられ、時代を超えてなお多くの人々を魅了し続けています。
国内屈指の繁華街である愛知・栄に位置する愛知芸術文化センターと、「せともの」というやきものの代名詞にもなった瀬戸市のまちなか、そしてこの日本最大級の窯業地で世界各地のやきものの魅力を発信する愛知県陶磁美術館において、61組のアーティストが集う国内最大級の芸術の祭典・国際芸術祭「あいち2025」を開催します。

愛知芸術文化センター

国内外の20世紀美術を中心に充実した作品を所蔵する「愛知県美術館」、大ホール、コンサートホール、小ホールなどを有する「愛知県芸術劇場」、アートスペース、アートライブラリー、アートプラザで構成される「愛知県文化情報センター」からなる複合文化施設。愛知県の文化芸術の拠点として、名古屋市の中心部に1992年開館。

愛知県陶磁美術館

日本を代表する窯業地・瀬戸に「愛知県陶磁資料館」として1978年開館。2013年に名称変更し、「愛知県陶磁美術館」として新たなスタートを切った。緑あふれる広大な敷地内に、充実した2つの展示施設「本館」「デザインあいち」、作陶体験施設「陶芸館」、古窯跡を公開する「窯の記憶」などがあり、様々な角度からやきものにアプローチするやきもの専門ミュージアム。

瀬戸市のまちなか

名古屋市中心部から北東約20kmに位置し、周囲を小高い山々に囲まれ、千年以上のやきものの歴史を有する人口約13万人の市。良質で豊富な陶土に恵まれたこの地で、先人たちは新しい技術や文化を柔軟に取り入れ、陶都として発展させたことから、やきものの代名詞「せともの(瀬戸物)」の語源ともなった。
2017年には日本六古窯(瀬戸・常滑・越前・信楽・丹波・備前)として日本遺産に認定され、現在でも、多くの陶芸作家や「ツクリテ」が市内の窯元や工房などで、日々新たな作品を生み出す。窯道具で組まれた窯垣や陶器でできた橋の欄干など、やきもののまちならではの風情が随所に見られる。