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2018年10月27日 展覧会

あいちトリエンナーレ×アートラボあいち  サイト&アート02 「窓から。」 人材育成プログラム「展覧会の体験をデザインする」

ニュース

アーティスト|今枝大輔、大洲大作、津田道子、堀辰雄
会場|アートラボあいち3階
会期|2018年10月27日(土)〜11月25日(日)

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アートラボあいちが入る建物は1933年に竣工し、戦火をくぐり抜けて現在も残る名古屋では貴重なものです。タイルの壁面や、大きなまわり階段、そして建物に表情を与える窓など、個性的な意匠がよく目にとまります。階段の踊り場に穿たれた丸窓も印象的ですが、一見何でもない展示室の窓が実はとても魅力的な存在です。おそらく割れたものから徐々に取り替えられてきたためか、かつての揺らぎがあるガラスから近年の平滑なガラスまで、時代を経て異なったガラスが嵌め込まれているため、連続するガラス窓に多様な表情を見出すことができます。

そんな「窓」という存在を、具体的に、そして観念的に考えてみたいと思います。 時間の積み重ねをあらわし、時に空間に揺らぎを与える窓。 向こう側とこちら側をつなぎ、隔てる境界としての窓。 風景を切り取る、絵画や写真の額(フレーム)を思わせる窓。 異なった世界への入り口としての窓。 直接に、間接に「窓」にアプローチする作家の作品を介して、空間・時間・人の関係を描き出します。


今枝大輔 Imaeda Daisuke
1974年愛知県生まれ。愛知県拠点。
サブカルチャーとの関連を窺わせる絵画を発表していたが、近年では、スクリーン・プロセスの手法やスローモーション、移動撮影など、1960年代頃まで映画の世界で盛んに用いられた、虚構性を感じさせる特殊な効果をデジタル・ヴィデオという現代の映像機器によって、意識的に取り上げる映像作品を手掛けている。
主な展覧会に、「stardust」(個展,YEBISU ART LABO/愛知、2018)、「Adbance+」(key gallery & 青樺画廊/東京、2016)、「APMoA Project, ARCH vol.15 今枝大輔 interlude」(個展,愛知県美術館/愛知、2015)
WEBサイト|http://imaedadaisuke.tumblr.com/

大洲大作 Oozu Daisaku
1973年大阪府生まれ。神奈川県拠点。
写真を軸に、営為を風景にみる。列車などの車窓にうつろい滲む、営為をうつす光そして影を掬い上げる《光のシークエンス》《遠/近》などを制作。近年は列車の「車窓」に材を取ったインスタレーションを発表している。
主な展覧会に、「めがねと旅する美術展」(青森県立美術館/青森ほか、2018-2019)、「写真+列車=映画」(カマタ_ソーコ/東京、2017)、「ラブラブショー2」(青森県立美術館/青森、2017)、 「さいたまトリエンナーレ2016」(埼玉、2016)などがある。
WEBサイト|https://www.oozu.info/

津田道子 Tsuda Michiko
1980年神奈川県生まれ。東京都拠点。
映像の特性にもとづいた制作を主軸に置き、映像、インスタレーション、パフォーマンス作品を制作している。パフォーマーとの共同作業などを通した、独特のスタイルの作品群は、不思議な空間的広がりと詩的な豊かさを備えている。2019年にアジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)のグランティとしてニューヨークに滞在予定。
主な展覧会に、「Observing Forest」(個展, zarya現代美術センター/ウラジオストク、2017)、「オープン・スペース2016: メディア・コンシャス」(NTT ICC /東京、2016)、「MEDIA/ART KITCHEN」(BACC/バンコク、2013)などがある。
WEBサイト|http://2da.jp/

堀辰雄 Tatsuo Hori
1904年東京都生まれ。1953年長野県にて没。
小説家。室生犀星、芥川龍之介に師事。純粋な愛や生死についての作品を多く残している。フランス文学、特に心理主義的手法の影響を受け、知性と叙情の融合した独自の世界を築いた。代表作に、『聖家族』(1930年)、『風立ちぬ』(1936年―1938年)、『菜穂子』(1941年)などがある。長野県軽井沢市に「堀辰雄文学記念館」がある。


人材育成プログラム「展覧会の体験をデザインする」
あいちトリエンナーレの新しい試みとして、この地域におけるアート分野の専門家の育成に取り組んでいます。「展覧会はどのような環境で成立し、鑑賞者は展覧会をどのように体験するのか」を座学で学び、また本展を実践の場として位置付け、鑑賞者の体験をより能動的に促すための環境(アート・プレイグラウンド)づくりをおこないました。

アート・プレイグラウンド
「受けとめる、深める、形にする」をキーワードに、来場者の作品への興味を掘り下げ、作品からうけた印象を表現活動や他者との対話へと促す場として、子どもから大人まで来場者同士が相互に学びあい創造性を楽しむための「アート・プレイグラウンド」を整備します。
なお、本展で展開する「アート・プレイグラウンド」は、「あいちトリエンナーレ2019」のラーニングプログラムで本格始動するためのプロトタイプとして、人材育成プログラムの受講生と共に実践します。


主催|あいちトリエンナーレ実行委員会・アートラボあいち

企画/運営|
 服部浩之(キュレーター、アートラボあいち ディレクター)
 会田大也(あいちトリエンナーレ2019キュレーター[ラーニング])
 野田智子(あいちトリエンナーレ2019 コーディネーター[ラーニング])
 谷 薫(あいちトリエンナーレ2019 コーディネーター[ラーニング])
 近藤令子(あいちトリエンナーレ2019 、アートラボあいち コーディネーター)
「展覧会の体験をデザインする」受講生

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