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国際芸術祭あいち2025、テーマ:灰と薔薇のあいまに、会期:2025年9月13日(土)から11月30日(日)79日間、会場:愛知芸術文化センター/愛知県陶磁美術館/瀬戸市のまちなか

展示・公演等

ブラック・グレース

Black Grace

  • パフォーミングアーツ
  • 愛知芸術文化センター

公演情報

日本初演
『Paradise Rumour(パラダイス・ルーモア)
  • 『Paradise Rumour』 2023
  • Photo: Toaki Okano
日時

9月13日(土)~9月15日(月・祝)

会場

愛知県芸術劇場 小ホール(B1F)

チケット

7月12日(土)発売予定

キャスト・スタッフ
演出・振付:
ニール・イェレミア

プロフィール・作品情報

  • 1995年タマキ・マカウラウ/オークランド(アオテアロア/ニュージーランド)で結成。
    タマキ・マカウラウ/オークランド(アオテアロア/ニュージーランド)拠点。

太平洋の島々や、アオテアロア(ニュージーランド)の先住民であるマオリ等にルーツを持つメンバーで構成されたダンスカンパニー。サモアルーツの創設者ニール・イェレミアは、1995年の設立以来ニュージーランドを代表する存在として、南太平洋の伝統的な踊りや儀式的な動きをコンテンポラリーダンスと融合させた独自のスタイルで国際的に高く評価されている。来日公演は2005年以来20年ぶり。今回は、2023年の第15回シャルジャ・ビエンナーレにおける世界初演後、ハリス・シアター(シカゴ)をはじめとする米国ツアーや、セント・ジェームズ・シアター(ウェリントン)ほか各地で好評を博した『Paradise Rumour (パラダイス・ルーモア)』を上演する。
太平洋の島々に投影された『パラダイス(理想郷)』という幻想と、南太平洋地域において差別や偏見に晒されるさまざまな移民コミュニティが直面した現実(ごまかし、欺瞞)との対比をテーマに、本作は、西洋の宣教師たちが初めて島々に足を踏み入れた時代から現代に至るまでの、個人と共同体の記憶を交差させながら描き出す。希望と抵抗、悲しみと受容、抑圧と解放、信仰と危機といった複雑な感情の交錯を、4人のダンサーが力強く、躍動感に満ちた動きで表現する。
いまだ世界各地で続く移民や先住民への差別的言説に対し、『Paradise Rumour』は過去と現在の旅の中で問いかける。「あれから、私たちはどこまで前進したのか?」と。

主な発表歴
2023
『Paradise Rumour』第15回シャルジャ・ビエンナーレ「Thinking Historically in the Present」(アラブ首長国連邦)
2022
『O Le Olaga – Life』ジェイコブズ・ピロウ・ダンスフェスティバル2022(マサチューセッツ、米国)
2018
『Crying Men』ASBウォーターフロントシアター(オークランド、ニュージーランド)
2016
『As Night Falls』ヘラルド・シアター(オークランド、ニュージーランド)
2012
『Vaka』第9回釜山ダンスフェスティバル(韓国)