アーティスト

ハラーイル・サルキシアンHrair Sarkissian

  • 1973年ダマスカス(シリア)生まれ。ロンドン(英国)拠点。

ハラーイル・サルキシアンのキャリアは、ダマスカスにある父親の写真スタジオで始まり、今では同世代のコンセプチュアル・フォトグラファーたちを牽引する作家として評価されている。写真、映像、彫刻、サウンド、そしてインスタレーションと、さまざまな媒体を幅広く駆使するサルキシアンの作品は、時には瞑想に誘う夢のような風景を作り上げ、また時には死の風景にもなる。こうした作品は、画面の外に追いやられがちな「押し殺された声」が、しばし息を吹き返す場所でもある。サルキシアンは、ベイルートにあるアラブ・イメージ財団で諮問委員を務めている。

主な発表歴
2024
個展「The Presence of Absence」写真センター(コペンハーゲン、デンマーク)
2021–23
個展「The Other Side of Silence」ボンネファンテン博物館(マーストリヒト、オランダ)/ボニエギャラリー(ストックホルム、スウェーデン)/シャルジャ美術財団(アラブ首長国連邦)
2021
「The British Art Show 9」(英国)
2020
個展「FOCUS: Hrair Sarkissian」フォートワース現代美術館(米国)
2015
第56回ヴェネチア・ビエンナーレ、アルメニア館(金獅子賞)(イタリア)
  • 《Execution Squares》 2008
  • Colloction of Tate Modern.