アーティスト

川辺ナホKawabe Naho

  • 1976年福岡県生まれ。ハンブルク(ドイツ)、福岡県拠点。

川辺ナホは、映像、インスタレーション、立体、ドローイング、出版物、あるいはこれらを組み合わせた作品を制作する、学際的な思考を持つアーティスト。川辺の実践においては、「炭」というマテリアルに焦点を当てた社会的、文化的、歴史的なリサーチの結果が、現代の社会構造を見直そうとする試みという点で、個人的な経験と重なり合っている。近年は炭鉱についてのリサーチをベースに、エネルギー産業と移動する人や物質をテーマとした制作を行っている。武蔵野美術大学映像学科卒業後、2001年にDAADの奨学金を受けドイツへ留学し、現在は日本とドイツを行き来しながら活動を行っている。

主な発表歴
2024
「ルール炭田の日本人:越境者たち」ケルン日本文化会館(ドイツ)
2019
「Fuzzy Dark Spot. Videoart from Hamburg」ファルケンベルク・コレクション/ダイヒトールハーレン・ハンブルク(ドイツ)
2019
個展「Blooming Black」OCT Boxes Art Museum(広州、中国)
2014
「想像しなおし」福岡市美術館
2011
「Archive und Geschichte(n)」ハンブルク美術館(ドイツ)
  • 《In Search of Utopia - Et in Arcadia ego》(部分) 2024
  • Photo: 川崎一徳