アーティスト

水谷清Mizutani Kiyoshi

  • 1902年岐阜県生まれ。1977年東京都にて没。

岐阜県郡上郡(現在の郡上市)に生まれ、早稲田大学商学部在学中から川端絵画研究所洋画科へ入所、その後は小杉放庵に師事した。春陽会を舞台に、フォーヴィスムからの影響が色濃い作品を精力的に発表。1936年のインド遊学を転機として、逞しく生きる市井の人々の姿を力強く描く画風を確立した。戦後は、1957年にサンパウロ・ビエンナーレの日本委員として南米を歴訪、翌58年にはメキシコ国立芸術院(ベジャス・アルテス宮殿)で個展を開催するなど、国際的にも活躍した。

主な活動歴
1926
第4回春陽会展で初入選
1929
渡欧、パリのグラン・ショーミエールに入所
1936
インドに遊学する
1948
疎開先の恵那郡から名古屋市に転居、さらに上京し、春陽会事務所を担当する
1956-67
金沢大学教育学部で教鞭を取る
  • 《東山動物園猛獣画廊壁画 No. 2》 1948
  • 名古屋市美術館蔵