アーティスト

態変TAIHEN

  • 1983年大阪府で結成。大阪府拠点。

「身体障碍者の障碍じたいを表現力に転じ未踏の美を創り出すことができる」という金滿里の着想に基づき、1983年に創設。作・演出・芸術監督を自身がポリオの重度身体障碍者である金が担ってきた。その方法は、身体障碍者がその姿態と障碍の動きとをありのままに晒すユニタードを基本ユニホームに、健常者社会の価値観では醜いとされるその身体から、従来の美醜観を掻き回すような表現を引き出す。従来、身体表現に求められてきたコントロールと再現性に真っ向から反する、一期一会の表現だと言える。その舞台を通して観客も、自身の日常を超え、いつしか非日常のパフォーマーの身体を共に生き、自身の身体を解放させ、命に触れるのである。

主な発表歴
2023
『私たちはアフリカからやってきた』ABCホール(大阪)
2022
『白花弁の歌』AI HALL(兵庫)
2021
『さ迷える愛・序破急』横浜国際舞台芸術ミーティング2021(神奈川)
2005
『マハラバ伝説』テアター・デア・ヴェルト2005(シュトゥットガルト、ドイツ)
1997
『DEPARTED SOUL』第11回ベルン国際舞踏祭(スイス)
  • Photo: Hikaru Toda