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国際芸術祭あいち2025、テーマ:灰と薔薇のあいまに、会期:2025年9月13日(土)から11月30日(日)79日間、会場:愛知芸術文化センター/愛知県陶磁美術館/瀬戸市のまちなか国際芸術祭あいち2025、テーマ:灰と薔薇のあいまに、会期:2025年9月13日(土)から11月30日(日)79日間、会場:愛知芸術文化センター/愛知県陶磁美術館/瀬戸市のまちなか

展示・公演等

態変

TAIHEN

  • パフォーミングアーツ
  • 愛知芸術文化センター

公演情報

世界初演・新作ダンス
『BRAIN(ブレイン)
  • Photo: Hikaru Toda
  • Visual image: Mitsuru Tokisato
  • Photo: Mitsuru Tokisato
  • Photo: Mitsuru Tokisato
脳、身体、人工知能の関係から生命の尊厳について問う。態変42年におよぶ身体的探究から生まれる最新作。

金滿里率いる態変の表現は、地面に這いつくばる圧倒的な存在感の身体によって、観る者の美意識や価値観を強く揺さぶる。今回のテーマは「脳」。人工知能(AI)が我々の生活の隅々にまで影響を及ぼしつつある近年に応答し、脳による制御から外れる彼らの身体で、脳と身体のねじれた関係を考察する。コラボレーターには、メディア技術を用いた作品を制作するシステム・アーキテクトとして時里充を迎える。現代において、いかに私たちの存在(生命)への尊厳は保たれるのか―態変が社会に問う挑戦的新作。

日時
  • 終演後トークあり
  • 託児サービスあり
  • リラックス・パフォーマンス公演
  • 託児サービスあり
会場

愛知県芸術劇場 小ホール(B1F)
(名古屋市東区東桜1-13-2)

上演時間

80分(予定)

使用言語

ノンバーバル

チケット料金
一般
3,500円
U25
2,000円

※当日券は、一般・U25一律で前売券価格+500円
※前売券のみ、ペアチケットを6,500円で販売

チケット購入

座席

自由席

キャスト・スタッフ
作・演出:
金滿里
システムアーキテクト:
時里充
楽曲提供:
ボロット・バイルシェフ
※巻上公一プロデュース作品「チュルク・カバイ」より
_underline
出演:
井尻和美、池田勇人、金滿里、小泉ゆうすけ、下村雅哉、向井望、山崎ゆき、渡辺綾乃
舞台監督:
大田和司
照明:
三浦あさ子
音響:
佐藤武紀
美術:
吉田顕 (Yoshida studio)
メイク:
倉橋かおり
制作:
岩中可南子

協力:
伊丹市立演劇ホール
株式会社タケナカ (シンユニティグループ)
公演チラシ

公演チラシを読む(PDF/1.8MB)

プロフィール・作品情報

  • 1983年大阪府で結成。大阪府拠点。

「態変(たいへん)」は、1983年に主宰の金滿里(きむ まんり) により大阪で創設されたパフォーマンス集団。メンバー全員が身体障がい者であり、その「歪んだ」とされる身体、「ぶざま」とされる床に這いつくばる動きにこそ価値をおき、一貫して障がいのある身体のあり方の探求を続ける。その表現は、直立二足歩行の身体によって作り上げられてきた既存の芸術観と、それに付随するあらゆる社会規範やバイアスへの抵抗であり、「醜」とは?「美」とは?と、観るものの美意識や価値観を強く揺さぶってきた。このような比類なき身体性は、伝説的舞踏家のひとり、故・大野一雄からの多大な支持を受けたほか、文学や哲学、社会学、アクティビズム等の多方面に影響を与えている。
今回「態変」は、脳の司令に従えず制御から外れてしまう障がい者の身体をもって、正面から「脳」に向き合う。人工知能(AI)が我々の生活の隅々にまで影響を及ぼしつつある社会状況への応答として、身体と脳とのねじれ・もつれた関係性の来歴を描き出す試みである。さらに身体そのものへの深い関心を持ち、AI 技術を応用したインスタレーションやライブパフォーマンスを創作する時里充をコラボレーターに迎え、現代社会において、いかに私たちの存在(生命)への尊厳は保たれるのかを問う新作に挑戦する。

主な発表歴
2023
『私たちはアフリカからやってきた』ABCホール(大阪)
2022
『白花弁の歌』AI HALL(兵庫)
2021
『さ迷える愛・序破急』横浜国際舞台芸術ミーティング2021(神奈川)
2005
『マハラバ伝説』テアター・デア・ヴェルト2005(シュトゥットガルト、ドイツ)
1997
『DEPARTED SOUL』第11回ベルン国際舞踏祭(スイス)
キャスト・スタッフ
スタッフ
金滿里 (きむ・まんり)
態変主宰・芸術監督・舞踊家・演出家

日本で活躍した韓国古典芸能家・金 紅珠(キム・ホンジュ)の末娘として生まれる。3歳でポリオに罹患、全身麻痺の重度身障者となる。1983年、劇団 態変(当時)を旗揚げ 主宰。一貫して芸術監督を務め、態変と自身のソロを合わせ83作品の作・演出・出演を行なう(2025年8月時点)。1992年ケニア公演を皮切りに、アジア・ヨーロッパでの海外公演も多数。国内外で身体 表現ワークショップを実施、障碍・ 健常を問わず指導を行なっている。

  • Photo: 山田徳春(500G)
時里充 (ときさと・みつる)

1990年兵庫県生まれ。
画面やカメラをめぐる実験や観察を通じて、認知や計量化といったデジタル性に関する作品を制作・発表している。小林椋とのユニット「正直」などでライヴパフォーマンスも行う。主な展覧会に、『エマージェンシーズ! 022「視点ユニット」』(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]、2014)、第12回恵比寿映像祭(東京都写真美術館、2020)、『ON』(清須市はるひ美術館、2022)、国際芸術祭地域展開事業『なめらかでないしぐさ―現代美術 in 西尾』(西尾市岩瀬文庫、2023)などがある。

ボロット・バイルシェフ

ロシア連邦アルタイ共和国を代表する歌手。1962年ウスチ=カン地区クルルク村生まれ。伝統の喉歌カイや二弦撥弦楽器トプショールでの弾き語り、縦笛ショール、口琴コムスでの演奏を行う。国際ポピュラー音楽コンテスト “Voice of Asia 92”グランプリ受賞。その後ウェザー・リポートのジョー・ザヴィヌルとの共演など、ヨーロッパを中心に世界各国で演奏活動を行う他、4本の映画で主演。ユネスコの「民族文化の保存と振興のための特別賞」を受賞。

_underline (アンダーライン)

Art Player (Art Fetish) & Fictions / Experimental Artist 2002年、Experimental DJ、2003年、工業用ラバーを用いたノイズアクション、2010年以降、第二の皮膚とも呼ばれるLatex Glovesを用いた身体拡張による一時的造形を開始。実存と結びついた多重性でのアンフラマンスな個のイリュージョンを表現する。

パフォーマー
井尻和美、池田勇人、小泉ゆうすけ、下村雅哉、向井望、山崎ゆき、渡辺綾乃

井尻和美
(いじり・かずみ)

  • Photo: bozzo

池田勇人
(いけだ・はやと)

  • Photo: bozzo

小泉ゆうすけ
(こいずみ・ゆうすけ)

  • Photo: bozzo

下村雅哉
(しもむら・まさや)

  • Photo: bozzo

向井望
(むかい・のぞみ)

  • Photo: bozzo

山崎ゆき
(やまざき・ゆき)

  • Photo: bozzo

渡辺綾乃
(わたなべ・あやの)

  • Photo: bozzo

鑑賞サポート

【観劇に際してのご注意】
  • 本作はノンバーバルです。
  • 未就学のお子様も観劇いただけます。未就学児は同伴者の膝の上での鑑賞は無料、座席が必要な場合は有料です(U25チケットを利用いただけます)。保護者の方のみ観劇をご希望の場合には、託児サービスをご利用ください。
  • 車いすで来場される方は、アイ・チケット《TEL 0570-00-5310》までご連絡ください。
【託児サービス】
託児サービスを実施します。原則事前申し込みが必要です。詳細は、託児サービスのご案内をご覧ください。
【ミート・ザ・アーティスト(対象公演: )】
上演後に会場にて出演者・演出家等によるトークを実施します。該当回をご観劇の方はそのまま参加いただけます。予約は不要です。
  • UDトークによる文字支援をします。
【リラックス・パフォーマンス(対象公演: )】
鑑賞マナーをゆるくする「リラックス・パフォーマンス」を実施します。少し声が出たり、途中入退場したりしても大丈夫です。
ロビーに休憩エリアや舞台が鑑賞できるモニターを設置します。
詳細は、リラックス・パフォーマンスをご希望の方へをご覧ください。