レニ・リーフェンシュタール『美の祭典』(「オリンピア」第二部)

  • 協力:株式会社アイ・ヴィー・シー
A89b

1936年にナチス政権下のドイツで開催された夏季オリンピック、ベルリン大会の公式記録映画「オリンピア」の第二部。選手村での選手たちのリラックスした様子や、水泳競技などが中心に描かれるが、第一部の『民族の祭典』と同様に、その映像表現から充実した制作体制と潤沢な予算を伺わせる。美的表現を追求したリーフェンシュタールは、フィルムを反転させた現像や、同じ映像素材の使い回し、競技の再撮影も積極的に行っている。本作は、素朴な記録のように見える表現が、いかに演出され、我々にイメージを植え付け、歴史に残されていくかという問題を孕んでいる。

レニ・リーフェンシュタール

  • 1902年ベルリン(ドイツ)生まれ
  • 2003年ペッキング(ドイツ)にて没
  • Photo by urcameras (CC PDM 1.0)

ドイツの映画監督、写真家。山岳映画の先駆者であるアーノルド・ファンクの映画に出演し、俳優として活動したのち、1934年のナチス党大会の記録映画『意志の勝利』(1935)と、1936年のベルリン・オリンピックの記録映画「オリンピア」(『民族の祭典』『美の祭典』)(1938)が、ナチス政権のプロパガンダ映画として機能したことから生涯にわたり強い非難を浴びる。第二次世界大戦後、作品において追求したのは、芸術であり美でありプロパガンダではないという主旨の発言を繰り返しており、没するまで彼女には戦争責任への加担の意識はなかった。

地図

愛知芸術文化センター アートスペースA(12F)

所在地

〒461-8525
愛知県名古屋市東区東桜1丁目13−2
愛知芸術文化センター 12階

アクセス

・東山線または名城線「栄」駅下車 徒歩5分
・瀬戸線「栄町」駅下車 徒歩5分

問合せ

052-971-6111