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瀬戸信用金庫アートギャラリーにおいて 「瀬戸リソースバンク」展を開催します
本芸術祭会期中、瀬戸信用金庫の御協力により、会場の一つである瀬戸市のまちなかで「瀬戸リソースバンク」展を開催します。
千年続くやきものの伝統を育んできた瀬戸の地域資源は、本芸術祭のテーマである「灰と薔薇のあいまに」を構成する重要な要素の一つでもあります。この取組は、ラーニング・プログラムの一環として実施するもので、瀬戸の地形や地質、植生についてより深く知っていただくため、瀬戸の陶土や窯業原料試料、植物の標本及びパネルなどを展示します。
1 展示期間・場所
展示期間:2025年9月13日(土)~11月30日(日)
開館時間:10:00~17:00(休館日:火曜日)
展示場所:瀬戸信用金庫アートギャラリー(瀬戸市東茨町36-11)
※チケット不要でご鑑賞いただけます。
2 展示概要
国際芸術祭「あいち 2025」の会場となる愛知県陶磁美術館及び瀬戸市のまちなかを含む地域は、古くからやきものの産地として知られ、無数の古い窯跡がいたるところに見られます。やきものの材料となる特徴のある陶土が堆積し、湧水湿地など独特の地形を形成する当地域では、固有の植物種を多く見ることができます。
一方で、当地域の木々はやきものの燃料として切り出されては新たに植林されるというサイクルを経ており、エネルギーの中心が石炭に移行してからは、痩せた土地でも育ちやすい外来種が増加するなど、その景色は大きく変化し続けています。
こうした瀬戸の地形や地質、植生について知っていただくために、瀬戸の陶土や窯業原料試料、植物の標本及びパネルなどの展示を行います。
また、「あいち2025」の参加アーティストの中には、瀬戸の資源(リソース)についてさまざまな視点からリサーチを重ね、作品を制作するアーティストもいます。そうした作品の背景の理解につながる資料を展示することで、「あいち2025」のコンセプトをより深く知っていただく機会を創出します。