ニュース

ラーニング・プログラム「ラーニング・ラーニング」参加者募集のお知らせ

  • 2024年12月13日
  • お知らせ 募集

 国際芸術祭「あいち2025」ラーニング・プログラムでは、世界のあらゆる表現と向き合うために、自分たちの立っている場所をともに学ぶ・知る・気づく・対話することを重視する参加型プロジェクト「ラーニング・ラーニング」を実施します。

ロゴ.jpg

 「ラーニング・ラーニング」とは、"ラーニングを学ぶ"ということをコンセプトとし、国際芸術祭「あいち2025」に通じるテーマについて、参加者がそれぞれの考えを深めるためのプロジェクトです。
 各回では、それぞれの専門家を招いたトークイベントに加えて、ディスカッションやワークショップなどのアクティビティを通じ、参加者一人一人がテーマについて、より身近に感じられることを目指します。

 今回実施する【vol.01】~【vol.04】では、【vol.01】海外からの技能実習生と地域住民との交流を促す拠点づくりに取り組む阿部航太さんと児玉美香さん、【vol.02】芸術人類学を背景に国際芸術祭「あいち2025」の現代美術分野でアドバイザーを務める石倉敏明さん、【vol.03】多様な背景を持つアーティストとのプロジェクトを多数手掛ける中村茜さん、【vol.04】陶磁器研究の専門家であり、やきものを通じた交流事業の経験豊富な佐藤一信さんとともに、学びの足がかりをつくります。

プロジェクト名:ラーニング・ラーニング
期間:2025年1月-2025年3月(全4回)
開催場所:名古屋市内・瀬戸市内
参加費:無料(各回要事前申込、先着順)


申込はこちら
申込期限:各回2日前の17時まで(定員に達し次第、締め切ります。)


【vol.01】|『多文化を認め合う交流拠点を目指して』
ゲスト:阿部航太・児玉美香(わくせいプロジェクト※)

日 程:2025年1月11日(土)17:00~20:00
会 場:アートラボあいち(名古屋市中区丸の内3丁目4-13)MAP
定 員:40名

_DSC1143_rgb.jpg

※ わくせいプロジェクトとは
2022年4月に〈地域おこし協力隊〉として高知県土佐市に移住した阿部航太、児玉美香による活動。外国からの技能実習生と地域住民とが交流できるスペースの立ち上げをめざす。

ゲスト略歴
阿部航太 Kota Abe
1986年生まれ、埼玉県出身。ロンドン芸術大学卒業後、廣村デザイン事務所を経て2018年より「デザイン・文化人類学」を指針にフリーランスのデザイナーとして活動を開始。2018〜19年にブラジル・サンパウロの路上文化をリサーチした後、映画『街は誰のもの?』を発表。2022年に高知県土佐市に地域おこし協力隊として移住し、外国人技能実習生と地域住民との交流をつくる「わくせいプロジェクト」を展開している。


児玉美香 Mika Kodama
1985年生まれ、三重県出身。2009年より国際芸術祭「あいちトリエンナーレ」に関わり、2013年よりコーディネーターとして地域とアーティストをつなぐ役割を担う。2014〜22年に、名古屋市港区にある港まちづくり協議会にてアートプログラム「MAT, Nagoya」の立ち上げやコミュニティガーデン事業などに携わる。2022年より、阿部航太とともに高知県土佐市にて「わくせいプロジェクト」を展開している。


【vol.02】|『「灰と薔薇のあいまに」の解釈』
ゲスト:石倉敏明(国際芸術祭「あいち2025」キュレトリアルアドバイザー / 人類学者 / 秋田公立美術大学アーツ&ルーツ専攻准教授)

日 程:2025年1月18日(土) 17:00~20:00
会 場:古民家レンタルスペース梅村商店(瀬戸市陶本町3-4)MAP
定 員:60名

ishikura_ portrait.jpg

ゲスト略歴
石倉 敏明 Toshiaki Ishikura
秋田公立美術大学 准教授
1974年東京生まれ。人類学者。シッキム、ダージリン、ネパール、東北日本等でフィールド調査を行い、環太平洋の比較神話学、複数種をめぐる芸術人類学、アーティストとの共同制作をおこなう。2019年、第58回ヴェネチア・ビエンナーレ国際芸術祭日本館展示「Cosmo-Eggs | 宇宙の卵」に参加。共著書に『野生めぐり 列島神話の源流に触れる12の旅』『Lexicon 現代人類学』『<動物をえがく>人類学』など。


【vol.03】|『アクセシブルな表現の未来』

ゲスト:中村茜(国際芸術祭「あいち2025」キュレーター(パフォーミングアーツ) / 株式会社precog代表取締役)
日 程:2025年2月1日(土)13:30~16:30
会 場:アートラボあいち(名古屋市中区丸の内3丁目4-13)MAP
定 員:40名

Akane_Nakamura.jpgゲスト略歴
中村 茜 Akane Nakamura
パフォーミングアーツ・プロデューサー
東京都生まれ。日本大学芸術学部在籍中より舞台芸術に関わる。2004年から2008年までSTスポット横浜プログラムディレクター、2006年株式会社precogの立ち上げに参画、2008年より同社代表取締役。2016年から2018年までアジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)のグランティとしてバンコクとニューヨークに滞在。現代演劇、コンテンポラリーダンスのアーティストやカンパニーの国内外の活動をプロデュースするとともに、サイトスペシフィックなフェスティバルや領域横断的な人材育成事業、動画作品をバリアフリーと多言語で配信するプラットフォーム事業などを手掛ける。海外ツアーや共同制作のプロデュース実績は30カ国70都市に及ぶ。2012年から2014年まで国東半島アートプロジェクト及び国東半島芸術祭(国東半島芸術祭実行委員会主催)パフォーミングアーツプログラム・ディレクター。2019年、True Colors Festival ~超ダイバーシティ芸術祭~(日本財団主催)アソシエイトディレクター兼副事務局長。2020年、アクセシビリティに特化したオンライン劇場「THEATRE for ALL」統括プロデュース。令和3年度(第72回)文化庁芸術選奨・文部科学大臣賞新人賞【芸術振興部門】受賞。
photo: Takuya Matsumi)


【vol.04】|『愛知県陶磁美術館から見つけるものづくりと自然』

ゲスト:佐藤一信(愛知県陶磁美術館館長)
日 程:2025年3月22日(土)13:30~16:30
会 場:愛知県陶磁美術館(瀬戸市南山口町234)MAP
定 員:40名

佐藤写真001.jpg

ゲスト略歴
佐藤一信 Kazunobu Sato
愛知県陶磁美術館館長
1994年より愛知県陶磁美術館学芸員。専門は日本近代陶磁史。
同時に、子どもを対象にしたテーマ展「こども美術館やきものはっけんでん」(1999年~2001年)、千葉県立千葉盲学校の児童陶芸作品123点の受贈(2003年度)、テーマ展「西村陽平が出会った子どもたち」(2012年)、テーマ展「つながる悦び」(2014年)等を担当、また児童総合センターとの連携企画「あなをほる」「土どろウォーキング」「ベビーカーツアー」などを担当し今日に至る。


備考

-         個人情報は国際芸術祭「あいち」組織委員会プライバシーポリシーに基づき、国際芸術祭「あいち2025」ラーニング・プログラムの運営以外の目的で利用することはありません。

  •         当日はイベントの模様を撮影する可能性があり、参加者の様子がウェブサイト、SNS等に掲載される場合がございます。ご了承ください。