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LEARNINGラーニング

愛知と世界を知るためのリサーチ 『監督と学ぶ』 片岡真実

  • 2021年8月23日

「愛知と世界を知るためのリサーチ」は、アーティストと参加者が芸術祭の開催地である「愛知」にまつわる様々なテーマについてリサーチを行い、私たちが現在立っている場所について明らかにしながら「世界とは何か」という謎に迫るリサーチ・プロジェクトです。
本プロジェクトでは、数名のリサーチャーとともに様々な視点でリサーチ活動を展開していきます。

『監督と学ぶ』は、本芸術祭の片岡真実芸術監督自身が「あいち2022」の開催会場である地域を中心に、専門家や地域の方々をゲストに迎え、対談形式で歴史・文化・産業など様々な側面から学ぶシリーズです。

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リサーチャー
片岡真実(国際芸術祭「あいち2022」芸術監督)

リサーチ概要
ゲストとの対談形式で、地域の歴史や文化、産業についてお話を伺い、後日、対談の動画を公開することで、みなさんと一緒に芸術祭が開催される「愛知」について学びます。

第1回「一宮が繊維の街になったのはなぜ?」

  • 2021年08月23日
ゲスト
伊藤 正樹氏(国島株式会社 相談役)

一宮の老舗毛織物メーカーである「国島株式会社」の伊藤正樹相談役より、一宮の繊維産業とまちの歴史をお伺いしました。
どのような歴史や社会情勢の中で尾州で繊維業が盛んになったのか、最盛期の暮らしの様子、繊維産業が形作るまちの風景や尾州の未来などについてお話をいただきました。

第1回「一宮が繊維の街になったのはなぜ?」

第2回「真清田神社のこと、教えてください」

  • 2021年10月28日
ゲスト
辰 守弘氏(真清田神社 宮司)
塚越 啓陽氏(真清田神社 神主)

一宮の名前の由来になったといわれる「真清田神社」を訪ね、辰守弘宮司、塚越啓陽神主より、神社の歴史や一宮のまちとの関わりについてお伺いしました。
真清田神社の成り立ちや一宮の繊維業との関わり、神社のお祭りや宝物、現代における神道の役割などをお話しいただきました。

第2回「真清田神社のこと、教えてください」

第3回「愛知の焼き物、1200万年」

  • 2021年12月15日
ゲスト
佐藤 一信氏(愛知県陶磁美術館 副館長)

愛知県陶磁美術館副館長の佐藤一信氏に、愛知の窯業についてお伺いしました。
愛知県で陶芸、窯業が盛んになった地理的、歴史的背景や、瀬戸や常滑などの焼き物の成り立ちと特色、焼き物の未来などをお話しいただきました。

第3回「愛知の焼き物、1200万年」

第4回「猩々って何ものですか?」

  • 2022年02月10日
ゲスト
久野 充浩氏(笠寺猩々保存会 会長)
日比野 愛氏(有松天満社文嶺講 広報担当)

有松のまつり文化を紹介している「有松山車会館」を訪ね、猩々の修復や保存活動を行っている笠寺猩々保存会の会長である久野充浩氏、有松天満社文嶺講広報担当の日比野愛氏にお話しいただきました。
有松や笠寺の猩々に囲まれながら、猩々や有松天満社の歴史や祭礼についてお伺いし、また制作過程の猩々や実際に使用している材料などをお持ちいただき、作り方についてもお話しいただきました。

第4回「猩々って何ものですか?」

第5回「有松・鳴海絞、これまでとこれから」

  • 2022年02月10日
ゲスト
中村 俶子氏(特定非営利活動法人コンソーシアム有松 理事長)
佐藤 貴広氏(Enchant(インシェント)革絞りマイスター)

有松東海道を代表する建物の一つであり、有松・鳴海絞の開祖である竹田家の住宅を訪ね、特定非営利活動法人コンソーシアム有松理事長である中村俶子氏、Enchant(インシェント)革絞りマイスターである佐藤貴広氏にお話しいただきました。
有松のまちや有松・鳴海絞の歴史、絞り産業の構造、伝統を継承するために若い世代が新たな挑戦や工夫をしていることなどについて、お伺いしました。

第5回「有松・鳴海絞、これまでとこれから」

第6回「土でつながる、広がる」

  • 2022年05月31日
ゲスト
吉川 正道氏(美術陶芸家)
小栗 康寛氏(とこなめ陶の森資料館 学芸員)

常滑市役所の旧庁舎を訪ね、美術陶芸家の吉川正道氏、とこなめ陶の森資料館学芸員の小栗康寛氏にお話しいただきました。
常滑市生まれの画家・陶芸家である稲葉実氏が制作した陶壁の前で、常滑の土地とやきものの歴史や窯業の発展、常滑における陶芸と現代美術の関係や、常滑造形集団の結成から現在に至る世界とのつながりなどをお話しいただきました。

第6回「土でつながる、広がる」