アーティスト

チャヌーパ・ハンスカ・ルガーCannupa Hanska Luger

  • 1979年スタンディング・ロック保留地/フォート・イェーツ(米国)生まれ。グロリエタ(米国)拠点。

チャヌーパ・ハンスカ・ルガーは、ニューメキシコ州を拠点に活動する作家で、モニュメンタルなインスタレーションや彫刻、パフォーマンスを通して、21世紀の先住民が直面する切迫した状況を表現している。陶磁、鉄、繊維、映像、再利用素材などを組み合わせたルガーの作品は、思弁的なフィクションを展開し、土地に根ざした修復を行い、社会との関わりを通じて共感を呼ぶ実践である。ノースダコタ州のスタンディング・ロック保留地で生まれた彼は、フォート・ベルトールド保留地の三大連携部族であるマンダン族、ヒダーツァ族、アリカラ族、そしてラコタ族のメンバーでもある。ルガーは、文化批評の分析的な視点と、多様な素材・環境・自らの共同体に対する献身と敬意とを兼ね備えており、その大胆な視覚表象は、先住民の世界観を強調しつつも、集合体としての「人間」という側面に対して新しい視点を提示する。

主な発表歴
2024
ホイットニー・ビエンナーレ2024「Even Better than the Real Thing」ホイットニー美術館(ニューヨーク、米国)
2023
「The Land That Carries Our Ancestors」ワシントン・ナショナル・ギャラリー(米国)
2022
「Water Memories」メトロポリタン美術館(ニューヨーク、米国)
2019
個展「Every One」ガーディナー博物館(トロント、カナダ)
2016
個展「Every Line is a Song. Each Shape is a Story」国立市民人権センター(アトランタ、米国)
  • 《A WAY HOME》 2020