アーティスト
メイサ・アブダラMaitha Abdalla
- 1989年コールファッカン(アラブ首長国連邦)生まれ。アブダビ(アラブ首長国連邦)拠点。
様々なジャンルを横断するメイサ・アブダラは、映像、写真、彫刻、絵画、ドローイング、パフォーマンスを組み合わせる。演劇のパフォーマンス性と演出空間を活かし、民俗学や神話、ジェンダー、社会規範、心理学といった幅広いテーマを探求して制作を行うアブダラにとって劇場は、社会での経験や想像、記憶、空想を客観的に見つめる場である。彼女は、抽象と具象が往来する幻想的な舞台で自己の探求を続ける。その表現にはドラマ性と哀愁が漂い、しばしば自身の弱さを晒すような、生活空間に閉じ込められたキャラクターを演じる。アブダラにとって制作過程はパフォーマンスの延長線上にあり、絵具を指で塗り重ね、木炭で自身の輪郭をなぞるなど、身体を用いたアプローチを特徴とする。
- 主な発表歴
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- 2023
- 「Evaporating Suns: Contemporary Myths from the Arabian Gulf」バーゼル H. ガイガー文化財団(スイス)
- 2023
- 第15回シャルジャ・ビエンナーレ「Thinking Historically in the Present」(アラブ首長国連邦)
- 2022
- 「Portrait of a Nation II」タバリ・アート・スペース(ドバイ、アラブ首長国連邦)
- 2022
- 個展「INT. The Body – Sunrise」クロムウェル・プレイス(ロンドン、英国)