アーティスト

マイケル・ラコウィッツMichael Rakowitz

  • 1973年ニューヨーク(米国)生まれ。シカゴ(米国)拠点。

マイケル・ラコウィッツは、問題の解決と発生が交差するような場において、多領域を横断しながら活動するアーティストである。植民地主義や地政学的対立など、様々な形での強制排除によって文化財や人々が居場所からの退去を強いられていることに着目し、日用品に新たな意味を与えたり型破りなアプローチを取り入れ、問題の周知を図る。2018年には、ハーブ・アルパート芸術賞を受賞し、ロンドンのトラファルガー広場の第4の台座に作品を展示する名誉を得た。2020年にはパブリック・アート・ダイアローグ賞、およびナッシャー賞を受賞。現在、ハーグ市からの委嘱で、考古学と移民の流れをテーマとした公共プロジェクトを手掛けている。

主な発表歴
2021
「England’s Creative Coast」ターナー・コンテンポラリー(マーゲート、英国)
2020
「Our World is Burning」パレ・ド・トーキョー(パリ、フランス)
2019–20
個展「Legatura imperfetta」ホワイトチャペル・ギャラリー(ロンドン、英国)/カステッロ・ディ・リヴォリ現代美術館(イタリア)/ジャミール・アートセンター(ドバイ、アラブ首長国連邦)
2019–20
個展「The Invisible Enemy Should Not Exist」マルメ市立美術館(スウェーデン)
2012
ドクメンタ13(カッセル、ドイツ)
  • 《The invisible enemy should not exist (Lamassu of Nineveh)》 2018
  • Photo: Gautier DeBlonde ©
  • Courtesy of the Mayor of London.