アーティスト
宮本三郎Miyamoto Saburo
- 1905年石川県生まれ。1974年東京都にて没。
石川県能美郡(現在の小松市)に生まれ、川端画学校で藤島武二らに学び、また安井曾太郎に指導を受け、二科展を中心に発表を行いながら、雑誌の挿絵や表紙絵の制作でも活躍した。戦時中は従軍画家として藤田嗣治、小磯良平らとともにマレー半島、タイ、シンガポールなどに渡り、数々の戦争記録画を制作した。戦後は熊谷守一、正宗得三郎らと第二紀会を設立。社団法人日本美術家連盟の理事長として美術家の社会的地位向上に尽力し、金沢美術工芸専門学校(現・金沢美術工芸大学)、多摩美術大学で教鞭をとり後進の育成にも注力した。
- 主な活動歴
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- 1927
- 「第14回二科展」に初入選
- 1942
- 戦争記録画制作のため東南アジア各地に渡る
- 1947
- 第二紀会を設立
- 1958
- 日本美術家連盟理事長に就任
- 1966
- 日本芸術院会員となる

- 《東山動物園猛獣画廊壁画 No. 3》 1948
- 名古屋市美術館蔵