アーティスト
ムハンマド・カゼムMohammed Kazem
- 1969年ドバイ(アラブ首長国連邦)生まれ。ドバイ(アラブ首長国連邦)拠点。
ムハンマド・カゼムは、ビデオや写真、パフォーマンスなど多彩な表現手法を用いて、自身の環境や経験を新たな視点から捉え直す作品を生み出してきた。その作品には音楽を学んだ経験が大きな影響を与えており、音や光といった一時的な現象を具体的な形で表現するプロセスを探求している。作品にはしばしば彼自身が登場するが、とりわけ建国以来急速に現代化が進むアラブ首長国連邦に関連づけながら、自らの主観を主張する手段として、地理的な位置や物質性、要素に呼応している。キャリア初期にエミレーツ美術協会に参加。同国の先駆的なアーティスト、ハッサン・シャリフ、アブドラ・アル・サーディ、ムハンマド・アフメド・イブラヒム、フセイン・シャリフと形成した非公式なグループ「ザ・ファイブ」のメンバーとして、コンセプチュアル・アートや複数の学術分野の中間領域を探求するアートを実践している。2012 年に米国フィラデルフィアにあるジ・アーツ大学で美術学修士号を取得。
- 主な発表歴
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- 2023
- 「Manar Abu Dhabi」サマリヤ島(アブダビ、アラブ首長国連邦)
- 2022
- 第16回リヨン・ビエンナーレ「manifesto of fragility」(フランス)
- 2016
- 第1回銀川ビエンナーレ(中国)
- 2015
- 第12回シャルジャ・ビエンナーレ「The past, the present, the possible」(アラブ首長国連邦)
- 2013
- 第55回ヴェネチア・ビエンナーレ、アラブ首長国連邦館(イタリア)

- 《Photographs with Flags》 1997
- Courtesy of the artist and Gallery Isabelle, Dubai