アーティスト

ムルヤナMulyana

  • 1984年バンドン(インドネシア)生まれ。ジョグジャカルタ(インドネシア)拠点。

ムルヤナ(マングモエル)は、毛糸や布を用いて表現するビジュアル作家。2012年にバンドンのインドネシア教育大学美術学部を卒業し、同年「Mogus World」展を開催後、ジョグジャカルタに拠点を移した。Mogusとは、自らの分身であるタコの怪物で、海中を模した生態系を背景に作り上げた。マングモエルの作品は、毛糸が主な素材で、鉄の構造物や他の素材も支柱等に使用し、巨大なフォルムを成している。また、主要素材を節約するため、モジュラー式となっている。自分の着想が環境に間接的な影響を及ぼすことを意識し、新しい毛糸ではなく、バンドンにある工場の余り物の毛糸を使用している。節約と素材のリサイクルにもなると考え、これが作品のコンセプトの核となっている。

主な発表歴
2023
「Imagery of Eastern Nusantara Sea」KINスペース(ジャカルタ、インドネシア)
2023–24
「BLUTOPIA」エアサイド(香港)
2023
個展「Modular Utopia」USCフィッシャー美術館(ロサンゼルス、米国)
2023
「水のアジア」福岡アジア美術館
2018
《Sea Remembers》アートジョグ2018「Enlightenment」ジョグジャカルタ国立博物館(インドネシア)
  • 《Sea Remember》 2018
  • Collection of Paulus Ong.