展示・公演等
大小島真木
Ohkojima Maki
- 現代美術
- 愛知芸術文化センター
- 愛知県陶磁美術館
展示情報
作品解説
明日の収穫
大小島真木は「絡まり、もつれ、ほころびながら、いびつに循環していく生命」をテーマに制作活動を行い、これまでにインド、ポーランド、中国、メキシコ、フランスなどで滞在制作を続けてきました。2017年には科学探査船タラ号太平洋プロジェクトに参加。科学者や技術者との協働によって、大洋に生息する生きものの生態を観察し、生と死が織りなす複雑なプロセスを作品化してきました。2023年より辻陽介と「大小島真木」名義のアートユニットを形成し、多様な表現媒体を通じて、数十億年という惑星的な時間のなかでダイナミックに応答する生命を描き続けています。
大小島の作品のなかには、森や大地、火山、海、鉱物、泥といった地球環境とともに、鳥類、蛇、鯨、粘菌、霊長類、鹿、キメラ、胎児といったモチーフが登場します。鑑賞者は互いに絡まり合い、循環する生命のイメージを通して、多様な環境や他者の視点と交感し、「人間以上のもの」に生成変化するアーティストの心象風景に触れることができます。
「あいち2025」で、大小島は愛知芸術文化センターと愛知県陶磁美術館の2会場で作品を発表します。ともに季節を生き、互いに食べる/食べられるものとして関係を織りなす生命体の交響を描く《明日の収穫》と、メキシコでの出産経験を踏まえて土と生命、環境と種間関係を再考する《土のアゴラ》によって、惑星的時間と人間的政治のあいだに複数の感覚/種/場所を呼び覚ます作品世界を堪能することができます。
土のアゴラ──瀬戸2025
大小島真木は「絡まり、もつれ、ほころびながら、いびつに循環していく生命」をテーマに制作活動を行い、これまでにインド、ポーランド、中国、メキシコ、フランスなどで滞在制作を続けてきました。2017年には科学探査船タラ号太平洋プロジェクトに参加。科学者や技術者との協働によって、大洋に生息する生きものの生態を観察し、生と死が織りなす複雑なプロセスを作品化してきました。2023年より辻陽介と「大小島真木」名義のアートユニットを形成し、多様な表現媒体を通じて、数十億年という惑星的な時間のなかでダイナミックに応答する生命を描き続けています。
大小島の作品のなかには、森や大地、火山、海、鉱物、泥といった地球環境とともに、鳥類、蛇、鯨、粘菌、霊長類、鹿、キメラ、胎児といったモチーフが登場します。鑑賞者は互いに絡まり合い、循環する生命のイメージを通して、多様な環境や他者の視点と交感し、「人間以上のもの」に生成変化するアーティストの心象風景に触れることができます。
「あいち2025」で、大小島は愛知芸術文化センターと愛知県陶磁美術館の2会場で作品を発表します。ともに季節を生き、互いに食べる/食べられるものとして関係を織りなす生命体の交響を描く《明日の収穫》と、メキシコでの出産経験を踏まえて土と生命、環境と種間関係を再考する《土のアゴラ》によって、惑星的時間と人間的政治のあいだに複数の感覚/種/場所を呼び覚ます作品世界を堪能することができます。
会場
愛知芸術文化センター 10F
愛知県美術館
愛知県陶磁美術館
茶室「陶翠庵」
プロフィール
- 2023年東京都で結成。東京都拠点。
- 大小島真木、1987年東京都生まれ。
- 辻陽介、1983年東京都生まれ。
大小島真木は、「絡まり、もつれ、ほころびながら、いびつに循環していく生命」をテーマに制作活動を行うアーティスト。これまでにインド、ポーランド、中国、メキシコ、フランスなどで滞在制作を行う。2017年にはタラオセアン財団が率いる科学探査船タラ号太平洋プロジェクトに参加。2023年より辻陽介とアートユニットを形成し、「大小島真木」のユニット名義で活動している。近年は美術館、ギャラリーなどにおける展示の他、舞台美術なども手掛ける。
- 主な発表歴
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- 2024
- 「美術館堆肥化宣言」青森県立美術館
- 2023–24
- 個展「千鹿頭 CHIKATO」調布市文化会館たづくり(東京)
- 2022
- 個展「つくりかけラボ09:コレスポンダンス」千葉市美術館
- 2022
- 「地つづきの輪郭」セゾン現代美術館(長野)
- 2018–19
- 個展「L’œil de la Baleine/鯨の目」パリ・アクアリウム(フランス)
- 《明日の収穫》 2017–18
- Photo: Mari Habaya
- © Maki Ohkojima with Agros Art Project All Rights Reserved.
- 青森県立美術館寄託