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国際芸術祭あいち2025、テーマ:灰と薔薇のあいまに、会期:2025年9月13日(土)から11月30日(日)79日間、会場:愛知芸術文化センター/愛知県陶磁美術館/瀬戸市のまちなか

展示・公演等

セルマ & ソフィアン・ウィスィ

Selma & Sofiane Ouissi

  • パフォーミングアーツ
  • 愛知芸術文化センター

公演情報

日本初演
『Bird(バード)
  • 『Bird』 2023
  • Photo: Pol Guillard
日時

11月14日(金)~11月16日(日)

会場

愛知県芸術劇場 小ホール(B1F)

チケット

7月12日(土)発売予定

キャスト・スタッフ
演出:
セルマ & ソフィアン・ウィスィ
出演:
ソフィアン・ウィスィ、ジヘッド・クミリ、鳩

プロフィール・作品情報

  • セルマ・ウィスィ、1975年チュニス(チュニジア)生まれ。チュニス(チュニジア)、パリ(フランス)拠点。
  • ソフィアン・ウィスィ、1972年チュニス(チュニジア)生まれ。チュニス(チュニジア)拠点。
  • チュニジア出身のセルマ・ウィスィとソフィアン・ウィスィによる『Bird』は、ある日、ウィスィ兄妹が廃墟となった元映画館を棲み処とする鳩と出会ったことから着想を得た作品。その時、かつて人とその物語のために存在した空間が、他の生き物の聖域へと変化した現象を目の当たりにし、パンデミックの隔離経験を経た私たちが、どうすれば再び自然と共生できるのか?という切実な問いが生まれたという。舞台上では、ダンサーと鳩が同じ空間を共有し、互いの存在を尊重しながら身体による予測不能な対話を紡ぐ。
    ウィスィ兄妹は、これまで振付や映像、インスタレーションなど多様なメディアを横断しながら、身体や記憶、社会的関係性をテーマにした作品を発表。2007年には、アートを通じた社会変革を目指すプラットフォーム『L’Art Rue』を共同設立。さらにチュニジア共和国の首都チュニスでは、共同ディレクターとして領域横断的な芸術祭「ドリーム・シティ」を創設し、アラブ諸国や北アフリカのアートシーンを牽引する存在として注目を集める。
    本作は、2023年の第15回シャルジャ・ビエンナーレで発表され、フェスティバル・ドートンヌ、カナル・ポンピドゥセンター(ブリュッセル)などで上演。その詩的で繊細な表現は、世界各地で「共に生きること」の本質を問い直してきた。都市空間のあちこちに根付く生命である鳩と人間が交差する本作に立ち会うとき、私たち人間は自らを特権的な存在とせず生き物との新たな関わりを見出すことができるのか?人間中心の視点を超え、偶発的で不確かな存在との新たな関係を切り開く。

    主な発表歴
    2024
    『Bird』フェスティバル・ドートンヌ(パリ、フランス)
    2023
    『Bird』第15回シャルジャ・ビエンナーレ「Thinking Historically in the Present」 (アラブ首長国連邦)
    2020
    《Wajdan》グッゲンハイム・アブダビ(アラブ首長国連邦)
    2017
    『Le moindre geste』49ノール6エストFracロレーヌ(メッス、フランス)
    2014
    『Les yeux d’Argos』テート・モダン(ロンドン、英国)