アーティスト

シルビア・リバスSilvia Rivas

  • 1957年ブエノスアイレス(アルゼンチン)生まれ。ブエノスアイレス(アルゼンチン)拠点。

シルビア・リバスは、映像インスタレーション、パフォーマンス、空間と関わるオブジェで知られ、アルゼンチンやラテンアメリカで領域横断的な表現を行うアーティストの草分けとして評価を得てきた。1990年代から隠喩的な可能性をもったさまざまな媒体や技術を取り入れ、時間の概念と人間が置かれている状況を探究してきた。リバスは、普遍的でありながら状況に依存するようなものを想起させることで、具体的な体験を通した連想を促そうとする。リバスの考えでは、激動する状況に直面した人々にとって大きな力となるのは、まさにその瞬間の認識に根ざして粘り強く抵抗する姿勢なのである。彼女の作品は、映像がリアルなものであるという仮定に疑問を投げかけ、視聴覚に訴えかける物語の力を振り返り、その映像自体とその映像が参照しているものを疑う。数多くの美術館においてグループ展や個展を開催し、その作品は国内外の公立および私立コレクションに収蔵されている。

主な発表歴
2024
個展「Cronotopías」ボゴタ近代美術館(コロンビア)
2010
個展「Zumbido, Contemporáneo 26」ブエノスアイレス・ラテンアメリカ芸術博物館(アルゼンチン)
2005
第5回メルコスール・ビエンナーレ「Direções no Novo Espaço」(ポルトアレグレ、ブラジル)
2004
個展「Everything from the outside」ブエノスアイレス現代美術館(アルゼンチン)
2003
第8回ハバナ・ビエンナーレ「Art with life」ウィフレド・ラム現代美術センター(キューバ)
  • 《Buzzing Dynamics》 (ビデオ・スチル) 2010