アーティスト
杉本博司Sugimoto Hiroshi
- 1948年東京都生まれ。ニューヨーク(米国)拠点。
杉本の活動分野は写真、建築、造園、彫刻、執筆、古美術蒐集、舞台芸術、書、作陶、料理と多岐にわたる。杉本のアートは歴史と存在の一過性をテーマとし、経験主義と形而上学の知見をもって西洋と東洋との狭間に観念の橋渡しをしようとする意図のもと、時間の性質、人間の知覚、意識の起源について探求。作品は、メトロポリタン美術館(ニューヨーク)やポンピドゥ・センター(パリ)など世界有数の美術館に収蔵されている。代表作に『海景』、『劇場』、『建築』シリーズなど。2008年に建築設計事務所「新素材研究所」を、2009年に公益財団法人小田原文化財団を設立。2017年には文化施設「小田原文化財団 江之浦測候所」をオープン。2023年日本芸術院会員に任命される。2017年文化功労者(東京)に選出される。受賞歴としては、2017年王立写真協会賞(ロンドン)、2013年フランス芸術文化勲章オフィシエ章(パリ)、2009年高松宮殿下記念世界文化賞[絵画部門](東京)など。
- 主な発表歴
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- 2024
- 個展「Hiroshi Sugimoto: Time Machine」シドニー現代美術館(2024、豪州)/ユーレンス現代芸術センター(2024、北京、中国)/ヘイワード・ギャラリー(2023-24, ロンドン、英国)
- 2018–19
- 個展「SUGIMOTO VERSAILLES Surface of Revolution」トリアノン、ヴェルサイユ宮殿(フランス)
- 2013
- 個展「杉本博司」サムスン美術館リウム(ソウル、韓国)
- 2005
- 個展「杉本博司:時間の終わり」森美術館(東京)/ハーシュホーン美術館・彫刻庭園(2006、ワシントンD.C.、米国)
- 2000
- 個展「杉本博司:ポートレート」ドイツ・グッゲンハイム美術館(ベルリン)/ビルバオ・グッゲンハイム美術館(スペイン)/グッゲンハイム美術館ソーホー(2001、ニューヨーク、米国)

- 《シロクマ》 1975
- © Hiroshi Sugimoto / Courtesy of Gallery Koyanagi
- 作家蔵