アーティスト
ヤスミン・スミスYasmin Smith
- 1984年ダルグ・カントリー/シドニー(豪州)生まれ。ダルグ・カントリー/シドニー(豪州)拠点。
ヤスミン・スミスは陶芸と釉薬技術を駆使した彫刻による大規模なインスタレーションを制作し、徹底した現地調査、地域社会との協働、スタジオ制作を通して特定の土地を探求する。科学と芸術を融合し、釉薬の造形美を通して、生態系がもつ知性に形を与えている。スミスは、労働、採取主義、植民地化、政治生態学などについてのコンセプチュアルな調査を含む幅広い素材研究において、植物、灰、岩石、石炭、塩、自然土などの有機物や無機物を用いる。展覧会のため海外に長期滞在して、新作に取り組むこともある。作品の多くは豪州の公的機関に収蔵されている。ザ・コマーシャル(シドニー)での2022年制作の《Forest》は、豪州各地の石炭火力発電所から採掘した石炭灰による釉薬に関する4年間の調査の成果であり、深い地質学的な時間軸を表現したものであった。
- 主な発表歴
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- 2024
- ラゴス・ビエンナーレ2024「REFUGE」タファワ・バレワ・スクエア(ナイジェリア)
- 2021–22
- 第10回アジア・パシフィック・トリエンナーレ、クイーンズランド州立美術館|現代美術館 (ブリスベン、豪州)
- 2020–21
- 「Rethinking Nature」マードレ -ドンナレジーナ現代美術館(ナポリ、イタリア)
- 2019
- 「Cosmopolis #2: rethinking the human」ポンピドゥー・センター(パリ、フランス)
- 2018
- 第21回シドニー・ビエンナーレ「Superposition: Equilibrium and Engagement」(豪州)