ミッションからの帰還

  • あいちトリエンナーレ2019の展示風景
    《ミッションからの帰還》2018
    Photo: Takeshi Hirabayashi

T06a

自動化や人工知能(AI)は、豊田のような産業都市における労働状況に どのような影響を及ぼすでしょうか?我々人間の状態をどう変化させ、個人にとって労働はどんな意味を持つようになるのでしょうか?
こうした疑問が、普段とは違う特別な集まりにおいて話し合われました。
豊田で自動車産業に携わる、工場やそれ以外の場で働く人々が一堂に会し、お互いの経験や、労働の未来・自動化・AIに対する期待について話し合いました。
話し合いに加え、労働に関する想像上のユートピアやディストピアについて、 体の動きや音楽、パフォーマンスを通して表現されています。労働者が日々の 労働で繰り返している作業から特定の動きを抜き出し、協働しながら振付けを作り出しました。創造的な活動をしてみるパートでは、彼らはアコースティック 楽器の演奏に挑戦したり、作業着を解体し、洋服の製造過程を遡るような実験をしました。お互いの体から注意深く次々と生地を切り出していくことで、遊びのような、それでいて力強い解放の瞬間を作り出していたのです。
作品は、作家と参加者による実験的な共同作業によって生み出されました。

アンナ・フラチョヴァー

  • 1984年スシツェ(チェコスロバキア[現チェコ])生まれ
  • プラハ(チェコ)拠点
  • Photo: Jiří Thýn


古代神話や東洋思想、チェコの伝統文化や美術に、SF的想像力を織り交ぜた表現を展開する。彼女の彫刻は、生き物から家庭用電化製品まで、有機物と無機物が異種混交した、地球外の創造物のように見える。それは、健康で美しい身体が理想的な社会を象徴した社会主義時代の芸術を参照しつつ、技術の進化が社会や生態系の急激な変化をもたらす未来を予見しているかのようだ。セメントやアルミニウムなどの工業用素材と、ミツバチの巣や草花などの天然素材を掛け合わせた彫像は、有機/無機、歴史的/未来的、残酷/自愛の間で、ユートピアともディストピアともとれる世界を描き出している。

主な作品発表・受賞歴

2018 個展「Open Space #3 Anna Hulačová」フォンダシオン ルイ・ヴィトン、パリ(フランス)
2018 バルトトリエンナーレ13 「Give up the Ghost」コンテンポラリー・アート・センター、ビリニュス(リトアニア)
2018 「Another Banana Day for the Perfect Fish」パレ・ド・トーキョー、パリ(フランス)

地図

豊田市美術館

所在地

〒471-0034
愛知県豊田市小坂本町8丁目5−1

開館時間

10:00-17:30
入館は閉館の30分前まで

休館日

月曜日(祝休日は除く)

バリアフリー

車椅子の無料貸し出しをしています。ご利用の方は1階の総合インフォメーションまでお申し付けください。

アクセス

・名鉄「豊田市」駅または愛知環状鉄道「新豊田」駅下車 徒歩15分
・名鉄バス「美術館北」下車 徒歩10分
・東名高速道路豊田ICより約15分
・東海環状自動車道松平ICより約15分
・東名高速道路豊田東ICより約20分

問い合わせ

052-971-6111